キリン、「本麒麟」を新ジャンル→ビールに 10月の酒税改正を受けて(1/2 ページ)
キリンビールは1月15日、2026年の事業方針を発表した。10月の酒税改正に向けて、2026年下期に「本麒麟」をビール化する。
キリンビールは1月15日、2026年の事業方針を発表した。10月の酒税改正に向けて、2026年下期に「本麒麟」をビール化する。「キリンビール 晴れ風」(以下、晴れ風)は味とパッケージをリニューアルし、1月製造品から順次切り替える。
現在新ジャンルに分類されている「本麒麟」は、2026年下期以降に麦芽比率を引き上げ、ビール化を含めたリニューアルを実施する。
具体的な価格は検討中としたものの、増税分を転嫁する程度にとどめ、新ジャンルと同等の価格帯にする方針だという。
背景に、酒税の一本化がある。現在は麦芽比率が50%以上の商品をビール、50%未満を発泡酒や新ジャンルとして区分し、税率にも差を設けている。現在はビールの方が税率が高いが、改正後は350ミリリットル当たり54.25円に統一。新ジャンルなどは約7円の増税となり、ビールとの店頭価格差が縮小する見通しだ。
キリンビールの堀口英樹社長は「酒税改正で間違いなく市場が変わっていく。キリンビールとして新しいブランドのポートフォリオを提案することで魅力ある商品体験を構築し、お客さまに満足していただく。こういった世界を作っていきたい」と意気込みを語った。
「晴れ風」は味・パッケージをフルリニューアル
晴れ風は味、パッケージを1月以降順次リニューアルする。酒税改正をビール市場の大きな伸長の機会と捉え、ブランドとして初めてフルリニューアルする。
仕込み条件の見直しや、新しいホップの配合によって「すっきりとした飲み口」と「締まりの良い後味」へと進化するという。パッケージには「国産ホップ」を明記し、素材へのこだわりをアピールする。
晴れ風の累計販売本数は3.8億本を突破し、2025年4月から開始した飲食店への展開では、当初の年間目標の約1.3倍に当たる2万店で導入した。2026年には、前年比118%となる約580万ケースの販売を目指す。
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