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「近くにあるとお金が減りにくい店」がスーパー・コンビニの脅威に? ドラッグストア大再編の行方:長浜淳之介のトレンドアンテナ(2/6 ページ)
ツルハとウエルシアが経営統合し、業界最大の新生ツルハHDが誕生した。今後ドラッグストア業界の再編は、どのように進むのか?
スーパーやコンビニと戦うドラッグストア業界
薬品や健康食品を取り扱うドラッグストア業界は、日本の小売業界の中で数少ない成長分野の1つだ。
日本チェーンドラッグストア協会によれば、2024年度の市場規模は10兆307億円と、初めて10兆円を超えた。店舗数も2万3723店舗と増加傾向が続いている。直近5年を見ると、市場規模は約30%、店舗数は約15%増加している。これは、単に出店が増えているだけでなく、店舗の大型化や坪効率の向上によって、1店舗当たりの売り上げが伸びていることを示している。ドラッグストアの市場規模は百貨店の約2倍に達し、コンビニ業界にも肉薄、場合によっては追い抜く勢いだ。
成長産業ともいえるドラッグストア業界の主たる競合相手は、スーパーとコンビニである。近年、ドラッグストアは食品に力を入れており、特に郊外型店舗では、日配品や冷凍食品が食品スーパーに引けを取らないほど充実している例も多い。そこにサプリメントや健康食品といった強みを掛け合わせることで、独自の立ち位置を築いている。
ウエルシア薬局では、健康志向のプライベートブランド(PB)商品「からだWelcia」を展開し、独自性のある商品開発によって差別化を進めてきた。ドラッグストア全体を見ると、弁当・総菜や生鮮三品の品ぞろえは限定的な店舗が多いものの、近年はスーパーと見間違えるほど、それらの商品を強化するチェーンも現れている。日用雑貨を幅広く扱う店舗も多く、ホームセンターや100円ショップとも競合する。
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