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「近くにあるとお金が減りにくい店」がスーパー・コンビニの脅威に? ドラッグストア大再編の行方:長浜淳之介のトレンドアンテナ(4/6 ページ)
ツルハとウエルシアが経営統合し、業界最大の新生ツルハHDが誕生した。今後ドラッグストア業界の再編は、どのように進むのか?
激安スーパーと戦う企業も
コスモス薬品は、自らをディスカウントドラッグストアと位置付け、九州では食品の安さを武器に「ドラッグコスモス」を展開し、ディスカウントスーパーの「トライアル」と競合している。両社とも全国展開が進んでおり、特に関東以西では、店舗が重なる競合エリアが増えつつある。PB化を進め、自社で製造・企画を行い、卸売りを経由する中間流通を省いて安価な商品を供給している点は、両社に共通している。
コスモス薬品の展開する店舗では、そばやうどんの生麺、豆腐、ミネラルウォーターといった日常使いの商品が極端に安く設定されるケースもあり、3〜4品を購入しても100円に満たないことすらある。「近くにあるとお金が減りにくい店」という意味では、「ラ・ムー」や「サンディ」といった関西の超激安スーパーと肩を並べる水準に達しているといえるだろう。
コスモス薬品の決算を見ると、売上高営業利益率は約4%と、ウエルシアHDやスギHDと大きな差はない。調剤への本格参入は2021年であるため歴史が浅く、設置店も限られているが、一見すると無謀に見える価格設定の裏側では、厳しいコスト管理を行っている。調剤が拡大すれば、利益率の改善余地はまだまだありそうだ。
食品価格を武器にするこうしたドラッグストアは、同業他社だけでなく、コンビニやスーパーにとっても無視できない競合となっている。
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