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銭湯居酒屋「テルマエ」が大ヒット 10種類以上の蛇口で酒を提供 大苦戦の業界内で、選ばれ続けるワケ:長浜淳之介のトレンドアンテナ(4/6 ページ)
エンタメ居酒屋が軒並み閉店する中、銭湯をコンセプトにした居酒屋「テルマエ」が人気を集めている。居酒屋業態が衰退している中で、なぜテルマエはヒットし、店舗を増やせているのか。
テルマエのコンセプトは?
テルマエのコンセプトは、「伝説の酒の泉『酒泉』の存在を信じたテルマエ隊長が全世界を巡り、各地域の地下から酒泉を発掘し、大衆に届けるために作り上げた店」である。
内装から小物まで、徹底的に銭湯らしさを追求。非日常感たっぷりの社交場のような空間で、風呂上がりのような開放感と酔いを楽しめるのが特徴だ。
高橋社長の希望は本物の銭湯を改装した店を作ることだが、良い物件に巡り合えないのが悩みの種だという。人通りの多い繁華街に出店したいと考えているものの、繁華街の銭湯はすでに廃業していることから、実現は容易ではない。
本川越駅クレアモール泉のフランチャイズオーナー、イートシフト代表の渡辺靖之氏によれば、「にぎやかなクレアモール商店街だが、観光客はほとんど来ない。地元客が多く、ファミリー層がよく来ている」と語る。
渋谷のような都心部の店舗は20代のZ世代であふれているが、郊外の川越では30代や40代の夫婦が子どもを連れて来店することも多い。幅広い客層にアピールできているのが、テルマエの強みだ。
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