「世界のユニクロ」も夢じゃない? 欧米で大苦戦してたのに、気付けば世界47位のブランド 大躍進を実現した戦略に迫る(1/5 ページ)
2000年代に欧米に進出したものの、大苦戦していたユニクロ。それが今や世界的なブランドとして認識されるまでになっている。一時は海外店舗を大きく減らしたが、ここまで盛り返した理由は何なのか?
著者プロフィール
岩崎 剛幸(いわさき たけゆき)
ムガマエ株式会社 代表取締役社長/経営コンサルタント
1969年、静岡市生まれ。船井総合研究所にて28年間、上席コンサルタントとして従事したのち、同社創業。流通小売・サービス業界のコンサルティングのスペシャリスト。
今、欧米でユニクロブームが起きている――。そんな話を海外の友人から聞きました。
ユニクロは日本では知名度が高く、アパレル業界の勝ち組として確固たる地位を築いています。ただ、欧米でも人気というのは本当なのでしょうか。2000年代に欧米での店舗展開に大苦戦していたユニクロを知っている方からすると驚くべき話ですが、どうやら事実のようです。
なぜ、ユニクロは世界でも指折りの日本ブランドに成長できたのか。流通小売り・サービス業のコンサルティングを35年以上続けているムガマエ代表の岩崎剛幸がマーケティングの視点から分析していきます。
明らかに多くの人が集まる欧米のユニクロ
私は2024〜2025年にかけて、米国のニューヨークや英国など、欧米各国の流通小売業を視察しました。そこで驚いたのが、主要都市にはほぼ必ずユニクロの大型店舗があったことです。路面店もあればモール内のインショップもありましたが、いずれも売り場面積が大きく、日本のユニクロとほぼ同じようなパターンで出店していました。
2000年代にユニクロの海外店舗を見てきた私ですが、明らかにユニクロの海外でのポジションや認知度が変わったことを実感させられました。
ブランドコンサルティング大手の米インターブランドが2025年10月に発表したブランド価値ランキング「ベストグローバルブランド2025」において、ユニクロは47位と初めてトップ100入り。日本ではトヨタ(6位)、ホンダ(29位)、ソニー(34位)に次いで4番目でした。小売業でトップ100に入った日本企業はユニクロが初めてです。それだけ世界での認知度が向上しているという証でしょう。
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