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大阪・ミナミの劇場文化を破壊したインバウンド激増 地価高騰と消えゆくエンタメの灯火(1/3 ページ)
大衆文化の発信地とされてきた大阪・ミナミの存在感が薄れている。インバウンド激増による地価高騰や娯楽の多様化などを背景に、特色ある文化を育んできた劇場やエンターテインメント施設の閉鎖が相次いでいるためだ。
大衆文化の発信地とされてきた大阪・ミナミの存在感が薄れている。インバウンド(訪日客)激増による地価高騰や娯楽の多様化などを背景に、特色ある文化を育んできた劇場やエンターテインメント施設の閉鎖が相次いでいるためだ。大阪市では繁華街のキタや、大阪・関西万博の開催地となった夢洲(ゆめしま)でもエンタメ施設の開発が計画される中、ミナミらしい文化の発信のあり方が問われている。
「2026年は(ミナミの)道頓堀に芝居町が生まれて400年の佳節にあたる。その年に大阪松竹座が閉鎖されて終わるなら、とても残念だ」
ミナミ中心部を流れる道頓堀川沿いに、巨大なアーチ型の外観を構える劇場、大阪松竹座の保存を求める署名活動を展開する山根秀宣さんはこのように語り、地域の劇場文化の衰退を危惧する。
松竹座は施設の老朽化などのため、今年5月にすべての興行を終える。その後の建物の利用方法は未定だ。
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