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身長155センチ 日本初の女性機長が語る、忘れられない出来事(2/4 ページ)
バブル期に大量採用されたパイロットらが一斉に定年を迎える「2030年問題」が迫る中、航空人材の確保が急務となっている。
パイロット=男性が常識だった
航空大学校の身長要件を満たさなかったため、平成4年に大学を卒業した後は航空会社の自社養成制度に応募する道を考えた。しかし「女性パイロットは養成していない」と門前払いだった。
落ち込んだが、それならば海外での道を探そうと切り替えた。米国に渡り、現地のパイロット養成学校に入った。技術の取得はもちろん、「空を飛ぶ楽しさ」を実感する日々だった。米国の事業用操縦免許を取得して帰国後は、一般企業で働きながら国内の事業用操縦免許も取った。
夢を追う過程では男性から「女性で身長も低いし、眼鏡もかけているからパイロットは無理ではないか」と心ない言葉をかけられたことも。パイロット=男性が常識の「空の世界」で、「女性の活躍をおもしろがらない男性はいた」と打ち明ける。それでもパイロットへの思いが揺らぐことはなかった。
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