2015年7月27日以前の記事
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広告制作業に“倒産ラッシュ” 7割が販売不振、AI対応遅れが命取りに(1/2 ページ)

広告制作業の倒産が急増し、過去最多を更新する可能性が浮上した。背景には販売不振に加え、デジタル・AI対応の遅れがある。業界は再編か淘汰か、岐路に立たされている。

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 東京商工リサーチの調査で、ポスターやチラシなどを手掛ける「広告制作業」の倒産が急増していることが分かった。2025年度(2025年4月〜2026年1月)は10カ月間で39件(前年同期比21.8%増)に達した。現在のペースが続けば、2016年度以降で最多だった2017年度の48件を上回る可能性がある。

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東京商工リサーチは、2025年度(4〜1月)「広告制作業」の倒産動向を調査した(提供:AC)

販売不振が7割、構造不況の色濃く

 原因別では、「販売不振」が27件(前年同期0件)と最多で、全体の約7割を占めた。このほか「既往のシワ寄せ」が7件(同2件)、「他社倒産の余波」が2件(同1件)だった。

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「広告制作業」倒産 件数推移(出所:プレスリリース)

9割が破産、小規模事業者の淘汰進む

 形態別では「破産」が38件(前年同期比18.7%増)と全体の約9割を占めた。業績不振に陥った広告制作業者にとって再建のハードルは高く、事業継続を断念するケースが大半であることがうかがえる。

 負債額別では「1億円未満」が36件(前年同期比38.4%増)で9割超を占め、小規模倒産が中心となった。一方、「1億円以上」は3件(前年同期6件)にとどまった。

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