インタビュー
バーガーキング「800億円買収」の衝撃 なぜゴールドマン・サックスは「日販3倍」の成長に賭けたのか:運営トップに聞いた(2/4 ページ)
米Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)によるバーガーキング日本事業の買収は、外食業界で大きな話題となった。世界有数の金融機関が巨額の資金を投じてでも手に入れたかった企業に今、何が起きているのか。バーガーキング運営会社の社長に、この買収劇の背景と今後の展望を聞いた。
日販は「20万円→60万円超」へ マクドナルドに迫る伸び率
――現在の日本法人の規模について教えてください。
店舗勤務の社員を含めて約400人体制です。そこにアルバイトやパートを加えると、全体のスタッフ数は1万人を超えます。
――店舗数は約300店まで拡大しました。かつての縮小傾向から見ると大きな変化ですが、業績面での手応えはどうですか。
店舗数だけで見れば、業界2位のモスバーガーの1200〜1300店舗には及びません。一方、売上規模では2年以内に超える見込みです。これは客単価が高いだけでなく、来店客数も伸びているからです。
外食産業には1店舗当たりの1日の平均売上高を表す「日販」という指標があります。王者であるマクドナルドは約80万円以上と言われています。私が社長に就任した2019年5月当時、バーガーキングの日販は20万円程度でした。これはマクドナルド以外の競合他社と、同じくらいの水準です。
それが現在では、約3倍の平均60万円超えまで成長しました。バーガーキングの勢いがお分かりいただけるかと思います。オペレーション能力の向上、話題になるマーケティング、そして「また食べたい」と思わせる商品力。これらがようやく噛み合ってきた結果です。
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