2015年7月27日以前の記事
検索
Special

最新モニターで設計し直す ハイブリッドワーク時代のデスク環境デスク上のケーブルがすっきり

働き方が多様化し、企業は「デスク環境の再定義」を迫られている。ハイブリッドワークやフリーアドレスが浸透する中で、焦点となるのが外部モニターだ。モニターの選定1つで、雑多なデスク環境をすっきりさせつつ、IT資産管理をシンプルにすることも可能だという。どのようなモニターを選べば、従業員の生産性向上と管理負荷の軽減を両立させられるのか。

PC用表示
Share
Tweet
LINE
Hatena
PR

 「オフィスには2画面、3画面のマルチモニターが良いのか、それともクリエイティブ職のように大画面1枚が正解なのか。選定基準が曖昧なまま、現場から多様なニーズを寄せられて、オフィス管理者の多くが悩んでいます」と指摘するのは、フィリップスのモニター担当者だ。他にもオフィス環境には、ノートPCの端子不足を補うためのドッキングステーション導入や煩雑な周辺機器の管理といった「見えないコストと工数」の課題もある。

 こうした課題に対し、フィリップスが2025年11月に市場に投入した「B2Uシリーズ」は、単なるスペックアップにとどまらない解決策を提示している。2026年4月発売の23.8インチQHDモデルを含めて同シリーズは23.8インチから34インチウルトラワイドまで、全6製品をラインアップ。高い接続性でデスクのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する。

 最新モニターの導入は企業の生産性と管理負荷をどう変えるのか。フィリップスの担当者にその核心を聞いた。

IT部門が直面する「職種に合わせたモニター選定」のジレンマ

 かつてのモニター選定の指標といえば、画面サイズと価格のバランスだった。現在は、ハイブリッドワークなどの移動を前提とした働き方が選定を難しくしている。

 現場のニーズは2つに分かれる。一つは、複数のモニターを並べて作業効率を高める「マルチモニター派」。もう一つは、1枚のキャンバスで情報を俯瞰(ふかん)する「大画面派」だ。

 マルチモニターのメリットは、それぞれの画面に異なる情報を表示して操作できる点にある。回転式のモニターであれば縦型・横型を組み合わせられるため、ユーザーの業務に合わせた最適化が容易だ。

 大画面は1台のモニターで広大な作業領域を獲得できる。デザイナーや映像制作者などクリエイティブ職向けと思われがちだが、事務職でもニーズが高まっていると担当者は話す。「スタンドや電源ケーブルが1台分で済むため、デスク環境がすっきりして集中力や仕事の効率が高まったと好評です」

 B2Uシリーズは、この多様なニーズに、23.8インチから34インチウルトラワイドまで幅広くラインアップをそろえることで対応する。34インチウルトラワイドモデル「34B2U3600C/11」では、曲面(カーブ)デザインを採用した。大型モニター、特にカーブデザインのニーズは増えており、IT分野市場調査会社の調査では2024年の34インチ(3440×1440)の市場は13万台超に及び、うち80%強をカーブデザインが占めた。

 「サイズが大きくなると、フラットな画面では画面の端が見えにくくなり、目線移動が増えてしまいます。曲面にすることで目線移動の負担を減らして、没入感と視認性を両立させました」

alt
曲面デザインを採用したフィリップスの34B2U3600C/11(提供:フィリップス)

 大型の34インチウルトラワイドモデルを除く5製品は、DisplayPort出力によるデイジーチェーン機能を搭載している。既存のモニターにDisplayPort入力があれば、モニター同士を接続するだけで効率的にマルチモニター環境を構築できる。

 この機能により、PC本体の映像出力端子数に依存せずに、モニターを柔軟に追加可能だ。部署ごとに最適な画面サイズを選択しつつ、導入・運用管理の統一化と業務負荷の軽減を実現できるようになる。

alt
B2Uシリーズの簡易スペック早見表(提供:フィリップス)クリックで拡大

「1本のケーブル」が変える、オフィスインフラの新常識

 デスク環境の課題には、ケーブルや周辺機器の増加もある。ノートPCの薄型化に伴う外部接続端子の減少を受けてドッキングステーションを導入したことで、HDMIケーブルや有線LANアダプターなどがデスク上を占拠している。

 USB Type-C給電に対応するモニターなら、この問題も解決する。モニターに接続したType-CケーブルをPCに差すだけで業務を始められるからだ。この需要に応えて、フィリップスのB2Uシリーズは最大90ワットのUSB Power Delivery(PD)給電機能を搭載した。

 「一般的なノートPCであれば45〜60ワットで十分ですが、今後普及が見込まれる『AI PC』のような消費電力の高い高性能PCを見据えて90ワットの給電能力を持たせています」と担当者は理由を明かす。

 Type-Cの主流化は市場のニーズだけではない。EUの「共通充電器指令(Common Charger Directive)」のようにノートPCにUSB Type-C充電の搭載を義務付ける法規制も後押ししている。ノートPCのType-C対応が普及し、周辺機器との互換性に対する懸念もほぼ解消された。

 「有線LAN」へのこだわりも管理者を悩ませる要因だ。「日本市場では、セキュリティや安定性のために有線LANの利用をルール化している企業が多くあります。しかし、最新の薄型ノートPCなどLANポートがないデバイスも増えました。そのためにドッキングステーションや変換アダプターを買い足していると負担が増えるばかりです」

 B2Uシリーズは、この課題に対してモニターにRJ45ポート(有線LAN)を内蔵する手法を選んだ。

 「モニター経由でネットワークに接続できるため、始業時間のように無線LANが混雑しやすい時間にも、Web会議にストレスなく参加できます。ドッキングステーションが不要になり、コストの削減とデスクのスリム化を同時に実現できることもメリットです」

alt
USB Type-Cケーブル1本で、給電・モニター・ネットワークなどをまかなえる(提供:フィリップス)

従業員の健康を守り、管理現場の不安を解消する「安心」の工夫

 デスクワークではモニターの長時間の利用は避けられない。従業員の健康を左右する「アイケア(目に優しい)機能」も、モニター選定のポイントだ。

 従来のソフトウェア制御によるブルーライトカット機能は、画面が黄色味を帯びる色再現性の課題があった。

 「ブルーライトを抑えると、クリエイティブな作業や正確な色判別が難しくなるという欠点がありました。ユーザーからは『目が疲れるのは困るが、色が正しくないのも困る』という切実な声が寄せられていました」と担当者は振り返る。

 B2Uシリーズはブルーライト削減の国際的な評価基準「Eyesafe 2.0(RPF 40)」認証を取得している。ハードウェアレベルで有害な波長のみを精密にカットすることで、色味の再現性を維持する。高さや左右回転などのきめ細かな調整機能を持つスタンドと組み合わせることで、従業員の快適性や健康に配慮した働きやすい環境を実現できる。

alt
Eyesafe 2.0によるブルーライトフィルターのイメージ(提供:フィリップス)

 IT管理者にとって不安の種となる、導入後の「故障対応」にもB2Uシリーズは独自のサポートを用意している。一般的なモニター保証は3年程度で、パネルやバックライトは保証期間が短いケースが多い。さらに、修理に出す際の梱包(こんぽう)の手間と送料も管理部門の重荷になっている。

 「フィリップスは、パネル、バックライトはもちろん、消耗品である同梱(どうこん)のケーブルまで全て5年間保証します」と担当者は強調する。

  「製品への自信もありますが、何より管理者の負担を減らすための決断です。修理が必要になった際、多くの企業で困るのが『適切なサイズの梱包箱がない』ことです。フィリップスは輸送用の箱を無料で送付し、往復の送料も負担します。保証期間のズレや発送手続きに悩むことなく、安心して利用してください」

開梱工数の50%削減につながった環境配慮

 B2UシリーズにおいてIT担当者が最も驚くポイントは、「箱の形」かもしれない。フィリップスが10年以上前から推進している「省資源化パッケージ」だ。

 緩衝材に発泡スチロールを使用せず、100%リサイクル可能な紙クッションを採用している。併せて、箱を「ピザボックス」のように寝かした状態で上蓋が開くデザインにすることで、開梱(かいこん)作業を省力化している。

alt
ピザボックス型の省資源化パッケージ。上段にスタンドやケーブル類(写真右)、下段にモニター本体が収められている(提供:フィリップス)

 開梱作業というと、緩衝材ごとモニターを箱から出し、緩衝材を取り除いたモニターにスタンドやケーブルなどを取り付けてデスクに設置するのが一般的だ。B2Uシリーズの箱は、上蓋を開けたままのモニターにスタンドやケーブルを取り付けられる。あとはスタンド部分を持ってデスクに設置し、不織布を外せば設置が完了する。画面に直接触れることなく設置でき、開梱時のトラブルも発生しにくいつくりになっている。

 これが大規模な導入時に無視できない効果を発揮する。「100台、200台規模でモニターを設置する場合、箱からモニターを引き出す作業は重労働であり、緩衝材が散らばるなど処理も大変でした。ピザボックス型なら開梱してすぐに取り出せ、紙クッションは折り畳んで破棄できます。開梱・設置の工数を50%削減できたという声もお客さまから頂いています」

 紙クッションの緩衝材というと耐久性を懸念するかもしれないが、76センチの落下試験などで耐久性を確認済みだ。

「映る道具」から生産性を支える「重要なインフラ」へ

 フィリップスのB2Uシリーズは、長期保証や省資源パッケージをはじめとした環境配慮の取り組みが高く評価され、国際的なサステナビリティ認証「TCO Certified, Generation 10(TCO10)」 を取得している。TCO10は、再生可能エネルギーの活用、化学物質管理の強化、修理容易性などの循環型設計を求める厳格な基準で構成されており、同シリーズの持続可能性への姿勢を裏付けるものだ。

 こうした環境配慮に加え、フィリップスがB2Uシリーズで提示したのは、USB Type-Cによる接続の標準化、Eyesafe2.0による健康への配慮、そして管理工数を削減するサービス設計の融合だ。「このシリーズを選べば、働き方の変化に伴うさまざまな課題を解決できる。確信を持ってそう言える“コミコミの1台”を目指しました。フィリップスとして、これからのモニター業界の新たな基準を自社製品で示したいと考えています」と担当者は語る。

 いまやモニターは単なる出力装置ではなく、企業のDX戦略や従業員の健康を支える重要なインフラへと進化している。B2Uシリーズは、その変化を先取りする製品として期待が高まりそうだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:MMD Singapore Pte.Ltd.
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2026年4月9日

ページトップに戻る