2015年7月27日以前の記事
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「部長、それってアゲですか?」 沈黙の会議を壊すギャル、大手企業が頼るワケとはギャルの1on1を受けてみた(1/6 ページ)

企業の会議に“ギャル”が入り、ため口やあだ名での対話を通じて本音を引き出す「ギャル式ブレスト」が注目を集めている。なぜ今、ビジネスの現場でギャルが求められているのか。「ギャル式1on1」の体験取材とともに、その背景を探った。

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 「ため口で話すこと」「互いをあだ名で呼び合うこと」「役職や肩書は公開しないこと」「5分以上沈黙しないこと」「持っている服の中で一番好きな服を着ること」――。一見すると遊びのようにも見えるこれらのルールが、今、大企業の会議室に変化をもたらしている。


右:代表バブリー氏、左:ぷうちゃん(編集部撮影)

 企業の会議に「ギャル」が混ざり、知識や経験、忖度(そんたく)なし話し合うことで、組織活性化を図るサービスが注目を集めている。手掛けるのは、ギャルのバブリー氏(本名は竹野理香子氏)が代表を務めるCGOドットコム(東京都渋谷区)だ。日系大手企業を中心に、累計導入社数は120社以上に上る。

 なぜ今、ビジネスの現場で「ギャル」が求められているのか。バブリー氏に話を聞いた。

忖度をなくす「ギャル式ブレスト」の仕組み

 CGOドットコムが提供するのは、独自に開発した「ギャル式ブレスト」だ。記事冒頭で紹介した5つのルールのもと、ギャルと企業の社員が同じテーブルで話し合う。ギャルとの直感的でフラットなコミュニケーションを通じて、参加者の本音やアイデアを引き出すのが狙いだ。

 扱うテーマは一般的な企業会議と大きく変わらない。新規事業のアイデア創出や既存事業の改善など、実務に直結する議題について議論する。

 ギャルは自らアイデアを出すのではなく「引き出し役」として活躍する。参加者が意見をなかなか出せない場合は「何が好き?」「趣味は?」「いつも何しているの?」といった問い掛けで場をほぐし、自然な発言を促す。


ギャル式ブレストを展開(出所:CGOドットコムのプレスリリース、以下同)

 プログラムは約1.5カ月の事前ヒアリングと課題整理から始まり、当日3時間のセッション、さらに1カ月後の振り返りまでを含む。導入企業の8〜9割は大手企業で、新規事業や研究開発部門からの依頼が多いという。

 振り返りでは「ギャルマインド指数」によって変化を可視化する。CGOドットコムでは、ギャルマインドを「自分軸」「直感性」「ポジティブ」の3つに分類して定義している。

 「他人ウケより自分ウケ!」で自分の意思を尊重する「自分軸」、「それいいじゃん!」「かわいい!」と自分の感情を素直に表現する「直感性」、物事を前向きに進める「ポジティブ思考」の3つだ。アンケートを通じて実施前後の変化を数値化し、組織の状態を測る。

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