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「目標だけが降ってくる」職場で、なぜ人は育たないのか(3/3 ページ)

「目標は高い。プレッシャーもある。でも、なぜか現場が動かない。新人も育たない。挑戦も起きない。」こういう組織には、ある共通点があります。

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2週間で効く「曖昧性の壁」の壊し方

 では、どうするか。大改革は要りません。まずは“見える化”です。

 私が推奨するのは、決める・任せる・支えるの3点セットを、紙1枚に落とすことです。会議でも、1on1でも、プロジェクトでも構いません。

  • 決める人は誰か(Decision Owner)
  • 任せる範囲はどこか(Delegation Range)
  • 支えるルールは何か(Support Rule:相談の条件と頻度)

 そして、意思決定や指示を出す時は、必ずこの一文を添えます。「迷ったら、何を基準に判断していいか」。判断基準が渡されると、現場は動き出します。新人も育ち始めます。なぜなら、人は「判断できる」ときに初めて挑戦できるからです。

 最後に問いを一つ。あなたの組織では、目標が降る一方で、判断基準と最終判断者が見える状態になっているでしょうか。もし曖昧なら、いま止まっているのは努力ではなく、構造です。

 曖昧性の壁が薄くなるだけで、空気は変わります。確認待ちが減り、相談が早くなり、小さな挑戦が生まれ始める。チームは精神論ではなく、設計で変わります。(齋藤 秀樹)

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※補足:本稿で扱った「曖昧性の壁」「泥船(停滞)」「決める・任せる・支える」の考え方は、私の著書『GOOD TEAM 新時代のチームの創り方(初学者編)』で体系的に整理しています。必要な方は、該当箇所を参照してください。

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