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「配属ガチャ」はもう許されない? 就活は「2社目」から始まる新常識(5/5 ページ)

就活は「2社目」から逆算して考える時代へ。転職を前提に企業を選ぶ学生が増え、配属確約やキャリア提示など企業の採用戦略も変化している。逆算世代の登場が、就活と採用の常識を揺さぶっている。

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企業に求められること

 もっとも、逆算型のキャリア選択が万能なわけではない。ハウテレビジョンによると、逆算しすぎるあまり「今の仕事は自分の市場価値に直結しない」と基礎的な業務を軽視してしまうケースも見受けられるという。スキルは、目の前の仕事に向き合った結果として身に付くものであり、出口ばかりを見て足元がおろそかになれば本末転倒だ。

 キャリア観が変化していく中、企業側は学生の動向をいかに早くキャッチアップし、採用戦略に生かせるかが重要となる。逆算世代の登場を課題として捉えるか、組織の新陳代謝を促す存在と捉えるかは、企業の姿勢次第だろう。

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企業が向き合うべきことは(画像はイメージ、提供:写真AC)

 自分のキャリアを主体的に考え、環境を選び取ろうとする学生の姿勢は後ろ向きな話ではない。問題は、その意識に企業側が応えられるかどうかにある。企業がスキルアップの機会や評価の仕組みを十分に説明できなければ、不満や離職につながる可能性を高める。逆算世代は「ここで成長できるか」を常に問い続けているからだ。

 問われているのは「給与をいくら払うか」だけではなく、どう育て、どう評価し、どのような選択肢を示せるかである。その問いにどれだけ向き合えるかが、これからの採用と定着を左右するのではないだろうか。

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