調査リポート
飲食料品、今夏にも値上げラッシュ再燃か 中東情勢で包装コスト上昇(1/2 ページ)
帝国データバンクによると、5月の飲食料品値上げは70品目と4カ月ぶりに100品目を下回った。一方で中東情勢を背景に包装資材価格が上昇しており、今夏以降は食品全体で値上げが再拡大する可能性がある。
帝国データバンクの調査によると、5月の主要な食品メーカー195社における、家庭用を中心とした飲食料品の値上げは計70品目だった。単月の値上げ品目数が100品目を下回るのは4カ月ぶりだ。1回当たりの平均値上げ率は約13%だった。
中東情勢の悪化を背景に、食品包装などで大幅な値上げが相次いでいる。同社は「飲食料品では早ければ今夏中、遅くとも秋ごろにかけて広範囲な値上げラッシュ再燃の可能性が高い」と指摘した。
1〜9月の累計では、6290品目が値上げとなった。前年同期の年間値上げ予定品目(1万4409品目)に比べ、2026年は予定分を含めても約6割減のペースとなった。年間の平均値上げ率は15%で、前年並みの水準を維持している。
2026年の値上げについて、食品分野別ではマヨネーズ類やドレッシング類など「調味料」が2053品目で最多だった。「加工食品」は1993品目で、冷凍食品やパックごはん、缶詰、即席めんなどが値上げ対象となった。焼酎・ワインなどの「酒類・飲料」は1074品目だった。
値上げ要因は「原材料高」が99.6%を占めた。「包装・資材」は69.9%と前月を上回り、年間では2023年以降で最も高い水準となった。一方「物流費」(73.6%)、「エネルギー」(59.5%)、「人件費」(49.4%)はいずれも前月から低下した。
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