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ロシア産原油を積んだ「ボイジャー」日本へ “制裁対象”タンカー受け入れの背景(1/2 ページ)
ロシア極東サハリンの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」で生産された原油を積載したタンカー「ボイジャー」が7日、千葉県袖ケ浦市にある出光興産の子会社、富士石油の石油施設に向かっていることが分かった。
ロシア極東サハリン(樺太)の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」で生産された原油を積載したタンカー「ボイジャー」が7日、千葉県袖ケ浦市にある出光興産の子会社、富士石油(東京都品川区)の石油施設に向かっていることが分かった。ボイジャーは5日から6日にかけて愛媛県今治市にある太陽石油(東京都千代田区)の施設で原油の積み下ろしを行っていた。その後、6日午前10時半ごろに今治を出航。瀬戸内海を抜けて紀伊半島沖を通過し、太平洋を航行している。
出光興産の広報担当者は「経済産業省から、受け入れの要請があった。ボイジャーによる輸入は制裁対象にはなっていない」と説明。「(石油製品の)安定供給を果たすため、調達先の多角化に取り組む一環だ」と話した。同社は2022年のウクライナ侵略後にロシア産原油の取引を中止する以前は、全体の輸入量の約4%をロシア産が占めていた。
ボイジャーは、2019年建造のオマーン船籍の原油タンカー。2025年1月、米財務省の外国資産管理局(OFAC)がロシアのウクライナ侵略に関連して制裁対象に指定し、EUなども続いた。ただ、サハリン2で産出された資源は例外となっている。
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