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京都市バス、観光客だけ「2倍運賃」検討 オーバーツーリズムだけではない切実な背景(2/4 ページ)
京都市バスが、市民と市民以外でバス運賃を分ける「市民優先価格」の導入を検討している。市民の運賃は引き下げる一方で、市民以外の観光客の運賃を最大2倍に引き上げる計画だ。京都市バスではオーバーツーリズムが問題となっているが、本当の狙いは他にありそうだ。
「観光特急バス」導入も……
京都市は混雑解消に向けて、2024年6月に清水寺や祇園などを結ぶ「観光特急バス」を導入した。運賃は500円で土日や祝日限定で運行している。2024年6〜11月の集計によると1日に平均で2361人が利用しており、一定の効果はあったとしている。しかし、現在でも市バスの混雑はあまり解消されていない。
京都駅や四条通など混雑するバス停付近には案内員も配置しているが、効果は行列の整理にとどまっている。観光客と市民が同じバスに乗るという構図は変わらないからだ。
こうした状況を背景に、京都市は市民以外の市バス運賃を引き上げる施策を検討している。
道路運送法では、特定の利用客に対して不当な差別的取り扱いをする運賃設定を禁止しているため、市は国と調整中だ。市民かどうかの識別方法には、マイナンバーとひも付けた交通系ICカードの利用を想定している。2月18日には実証実験も行った。
観光地の二重価格は定着しつつある。姫路城は3月、市民の大人入場料を1000円に据え置いたうえで、市外から訪れる18歳以上の客の入場料を2500円に値上げした。当初は訪日外国人のみ値上げする案が出ていたが、差別的だとして市内・市外で分けた。
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