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初任給「30万円」に上昇→「新卒減らそう」問題が発生!? 背景に「中途増やそう」「AIでいいじゃん」の声(2/4 ページ)

ここ数年、新卒初任給が大きく上昇している。トップ企業群では40万円という数値も出ているが、こうした変化は企業と学生にどんな変化をもたらすのだろうか。

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27卒の平均初任給は「23.4万円」

 マイナビの調査によると、2027卒の初任給(学部卒・支給額)の平均額は全体で23万4223円で、2026卒から8437円増加予定です。上場・非上場を問わず前年比増となりそうです。しかし、学生側の理想の平均初任給額は「28.8万円」で、求職者の希望額には及ばない結果となっています。企業は頑張って初任給を上げているものの、学生からするとまだ多くの企業は十分ではないと思っているのです。


出所:マイナビ「2027年卒 企業新卒採用予定調査」

 初任給がここまでの高さに到達すると、企業はいくつかの選択肢を考えざるを得なくなるだろうと私は考えています。それは「初任給を上げると言っても、企業としてこれ以上は限界だから、初任給の引き上げはここでストップして別の方法を考える」もしくは「これ以上の初任給の高さを求められるなら、新卒の採用数を絞る、もしくは採用をとりやめる」。そして、その分を中途採用に振り分けたり、新規投資(例:AI投資)にまわしたり、といったことが考えられます。

 新卒の中には一部の既存社員を超えるような給料をもらう人も出てきます。しかし、さすがに既存社員をなおざりにするわけにもいかないので、既存社員の給料も増やすことになるでしょう。こうした対応を続けていくと、当然ながら企業全体の人件費が上がります。結果として会社は大幅な人件費増となります。それを吸収するためには売上高アップ、粗利益高アップが必要になりますが、その上昇余地にも限界がでてきます。

 したがって、企業は新卒初任給を上げるという対策だけではなく、いくつかの選択肢を選ばざるを得なくなるのです。ここからは、その選択肢について紹介していきます。

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