【役に立つの?】「Google公式」の初心者向けAI講座、受けてみたら想像以上にすごかった(2/3 ページ)
1日で1万人以上が登録したGoogleの初心者向けAI講座を実際に体験。想像以上の学びとは?
「マネジャー視点」が求められる
実習パートでは、実践動画と課題の指示を見ながらGoogleの生成AI「Gemini」を使って進めていく。例えば「おもちゃ会社のボードゲームの配送スケジュール管理」や「造園業者が水の使用制限を考慮した植物選定をする」といったプロンプトの例が用意されており、それを自身のケースにアレンジしていく。
ここで痛感させられるのは、AIを補助役として最大限に活用するためには「業務でどんなデータを入れて何を指示するのか」を自ら考える必要があるということだ。つまり、作業者ではなく「マネジャー的な視点」への切り替えが求められるのである。
各コースの最後には確認テストがあり、80%以上の正解で合格となる。このテストも、様々な職種や業務でAIをどう使うかという実践的な問題が並んでおり、実際のユースケースに応用して考える必要があるため、単なる暗記では対応できないよう設計されている。
AI活用を「60点から80点」にする極意
本講座の特に優れていると感じた点は、一方通行で聞くだけでなく、コース全体が「考え方が分かってから手を動かす」という流れで設計されていることだ。これにより、すでにAIを使っている人でも、自身の活用レベルを「60点から80点」に引き上げられると実感した。
具体的にAIの力の引き出し方が分かる事例がある。実践パートで、自身のYouTubeサムネイルをAIに渡し、「改善点を教えて」と指示すると、スマホでの視認性やレイアウトに関する具体的なフィードバックが返ってくる。さらに「このフィードバックをデザイナーへの修正依頼メモとしてまとめて」と指示すると、実務でも使える文章が生成された。
このように「生成させて終わり」ではなく、AIに評価させてさらに深掘りするというパターンが繰り返し登場する。また、評価の段階では常にペルソナを設定することで視点がクリアになることや、コース全体を通して「最終判断と責任は人間にある」というAI活用の本質的なメッセージを学ぶことができる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
書類でよく見る「シヤチハタ不可」、シヤチハタ社長に「実際どう思ってますか?」と聞いたら意外すぎる答えが返ってきた
ハンコで国内トップメーカーのシヤチハタが、2025年に創業100周年を迎える。気になっていた質問をぶつけてみた。インタビュー後編。
AIで4.5時間、素人でもマネフォ風アプリ完成 それでも痛感した“SaaSの壁”
プログラミング知識ゼロの非エンジニアが、話題のAIツールを用いた「バイブコーディング」で支出管理アプリの開発に挑戦。わずか4.5時間でプロトタイプが完成した一方で、個人開発の限界と、既存SaaSの「見えない価値」が浮き彫りになった。
「あの時気付いていれば……」 モンスター社員を面接で見抜く、たった一つの重要質問
彼らは「嘘をついている」わけではない。ゆがんだレンズを通して世界を見ているため、彼らにとって「正しいこと=周囲が悪であること」という構図は、疑いようのない真実として映っているのだ。
ニトリHDの時価総額半減……「36期成長神話」が崩壊した、これだけの理由
36期連続成長を成し遂げたニトリが、苦境に陥っている。その原因は、似鳥会長の相場観にあるのかもしれない……。
サンリオ株価、まさかの「ほぼ半値」に……なぜ? ジャパンIPに降りかかった災難の正体
今もなお業績を伸ばしているはずのサンリオ株が、前年の最高値から半値近い水準まで売り込まれている。これはなぜだろうか。決算資料や各地の市場動向を詳細に読み解けば、株式市場の評価とは乖離した実態が浮き彫りになる。

