2015年7月27日以前の記事
検索
連載

静岡ローカルチェーン「さわやか」は、なぜ成長を続けられるのか? ハンバーグを売るだけではない“非常識な経営”の裏側(2/7 ページ)

静岡県内のローカルチェーンとして絶大な人気を誇る「炭焼きレストランさわやか」。数時間待ちは当たり前の同店は、なぜこれほどまでに多くの人を引き付けているのか。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

店舗はほとんど増えていないのに、売り上げは伸びている

 私たちは77組目で、開店から3時間ほどで入店できました。3時間で70組をさばくとすると、9時間営業なら200組超の客数になります。1組当たりの客単価を7000円程度と低く見積もったとしても、日販は約150万円です。同店は平日でも混雑しているため、平日も100万円以上は軽く稼ぐでしょう。

 単純計算で月商3000万円、年商3億円超という繁盛店です。これだけの数字をまだ日が明るいうちに確定させてしまうのですから、さわやかの繁盛ぶりは飲食業界の中でも群を抜いているといっていいでしょう。

 実際にさわやかの2019年度から2025年度までの売り上げと店舗数を見てみると、大きな特徴があるようです。それは「新規出店をほとんどしていないのに全体の売り上げを伸ばしている」ということです。


同社公式Webサイト・決算公告を基に筆者作成

 2019年度のさわやかは33店舗で80.3億円の売り上げでした。店舗当たりの売り上げは2億4300万円です。これが2025年度には35店舗、100.5億円に上昇しています。この6年で2店舗しか増えていないのに、売り上げは20億円以上伸びています。つまり1店舗当たり売上高は、3億円弱と推察できます。

 同社は新規出店には積極的ではありませんが、既存店のリニューアルは定期的に行っています。それが既存店の強化につながり、各店が売り上げを伸ばしています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る