なぜライバルの「KDDI」と「ドコモ」は手を組むのか 5G「ミリ波」を広げる“割り勘作戦”とは(1/4 ページ)
KDDIとNTTドコモが共同でミリ波向け「共用中継器」を開発した。普及が進まなかった高速通信「ミリ波」に、なぜ今投資するのか。
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国内の通信業界でシェア争いを繰り広げてきたKDDIとNTTドコモが、5G通信の「ミリ波」エリア拡大に向けて手を組んだ。
両社は5月27日、京セラの協力を得て、1台で両社のミリ波を中継できる「共用中継器」を開発したと発表した。ミリ波とは5G通信のうち、最も通信速度が速いと言われている電波だ。今夏から東京都内の上野恩賜公園で実証実験を始め、通信品質や運用面での効果を検証する。
KDDIとNTTドコモが手を組んだ背景は?(画像:TechLIVE『【新型iPhoneの噂 ついにミリ波対応?】KDDIとドコモがまさかの提携/30分ドラマを1秒で落とす超爆速5G/キャリアの狙いと「割り勘作戦」の真相』より、以下同)
これまでエリア拡大の難しさから普及が足踏みしていると指摘されてきた5Gミリ波。なぜ競合する2社がこのタイミングで手を組んだのか。
本記事は、アイティメディアが運営する動画メディア「TechLIVE」で公開した動画『【新型iPhoneの噂 ついにミリ波対応?】KDDIとドコモがまさかの提携/30分ドラマを1秒で落とす超爆速5G/キャリアの狙いと「割り勘作戦」の真相』を基に作成しています。記事の内容は2026年6月26日公開当時のものです。
そもそも「ミリ波」って何?
5G通信にはいくつかの異なる周波数があるが、その中で最も通信速度が速いとされるのがミリ波だ。例えば、動画配信サービス「Netflix」の30分程度のドラマ1話分なら、ミリ波であれば約1秒でダウンロードできるほどの通信速度を持つ。
ミリ波はこのような高いポテンシャルを持ちながら、日本国内で思うように普及してこなかった。ミリ波自体は新しい電波ではなく、気象予報に使われる気象レーダーや、自動車の衝突防止用レーダーなどに活用されてきた。それがスマートフォンの通信手段として普及しなかった背景には、ミリ波特有の「3つの弱点」がある。
1つ目は、障害物に弱いことだ。周波数が低い電波は、障害物があっても回り込んで奥まで届きやすいが、ミリ波のように周波数が高い電波は直進性が強い。そのため、電波が建物や壁に当たるとその場で止まってしまう。街路樹の葉に遮られる、あるいはビルの角を曲がるだけでも、電波が届かなくなることがあるのだ。
2つ目は、水分の影響を受けやすいことだ。雨が降ると電波が弱くなりやすい。人の体にも水分が多く含まれるため、ユーザーがスマートフォンを握りしめるだけでも、電波が遮られて通信速度が低下することがある。
3つ目は、電波が届く距離が短いことだ。従来の電波は1つの基地局で数キロ先までカバーできるが、ミリ波は100〜200メートル程度しか届かない。街中に隙間なくミリ波を届けるには、数多くの基地局が必要になる。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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