なぜローソンの「コールマン日傘」は20万本売れたのか 男性にも広がる日傘需要(3/3 ページ)
ローソンが販売するコールマンとのコラボ日傘が好調だ。約3カ月で約20万本を販売し、男性からも支持を集めているという。
ローソンでは折りたたみ傘の需要が伸長
ローソンではコールマンコラボの折りたたみ傘のほか、晴雨兼用の折りたたみ傘1種類と雨用の折りたたみ傘2種類を販売している。約2年前までは長傘と折りたたみ傘の販売比率はおよそ7対3だったが、近年、折りたたみ傘の需要が伸びており、現在は5対5まで変化したという。
背景には、ゲリラ豪雨の増加やビニール傘の価格上昇がある。以前のように「とりあえずビニール傘を買う」のではなく、普段から持ち歩き、長く使える折りたたみ傘を選ぶ人が増えているという。
ビニール傘などの雨傘は雨の日には売れるものの、晴れの日はほとんど売れず、天候によって販売数が大きく左右されるという課題があった。一方、晴雨兼用のコールマンの折りたたみ傘は、日傘としても雨傘としても使えるため、天候に関係なく売れているという。
矢野氏は「2025年5月は雨が多く、2026年5月は少なかったので、長傘の売り上げは約5割落ち込んだ。天候に左右されやすい商材の中で、コールマンの折りたたみ傘は画期的だ」と話す。
買われ方にも違いがある。ビニール傘は雨が降った際の緊急購入が中心だった。一方、コールマンの折りたたみ傘は普段の買い物の中で選ばれることも多い。購入者の平均客単価は約3500円で、傘以外の食べ物などの商品も一緒に購入されるケースが多い。「とりあえず雨をしのぐため」ではなく、「この商品が欲しい」と目的を持って選ばれているという。
矢野氏は「日用品では、これまでは『緊急購買にどう対応していくか』を考えてきたが、近年は『これを買いたいからコンビニに行く』という価値が大事。今はローソンでしか買えないものを増やしている」と説明した。
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