インタビュー
人生最大の買い物なのに……なぜSNSで中古マンションを買う人が増えているのか(5/5 ページ)
SNSで物件を見つけ、LINEで内見を予約し、中古マンションを購入する人が増えている。背景には、インフルエンサーではなく「キュレーター」が信頼を築く独自の仕組みがあった。SNS時代の新しい不動産ビジネスを追った。
広がる裾野と、問われる規律
順調に事業が拡大する中、藤田氏は採用を最重要の課題に挙げる。また、信頼して発信を任せられる人材は限られるため、キュレーターも簡単には増やせない。そのため、事業拡大のスピードは、自ずと制約を受けやすい。
加えて、模倣するプレーヤーが増え、過激な投稿が目立つようになれば、「SNS不動産」全体が同じ色で見られかねない。藤田氏は、自主規制団体の設立も視野に入れている。
それでも、ファンズ不動産が描く先は広い。同社で家を買う人の約半数は、親会社ファンズの投資ユーザーでもあるという。金融と不動産の融合について、藤田氏は「将来的には自分たちで保有する不動産を小口化し、個人が少額から投資できるプラットフォームをつくりたい」と語る。
SNSが家探しの入口として定着するのか。その行方は、後に続く企業が信頼をどう築き、守るかにもかかっていそうだ。
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