2015年7月27日以前の記事
検索
コラム

なぜ若者は広島を離れるのか 5万件の口コミ分析で見えた"意外な理由"火曜日に「へえ」な話(2/3 ページ)

広島県では若者の転出超過が5年連続で全国最多となった。なぜ若者は地元を離れるのか。5万件超の口コミや求人、転職データを分析すると、給料だけでは見えてこない意外な理由と、企業が取り組めるヒントが浮かび上がった。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

会社を離れる理由

 では、若いうちの給料を上げれば、若者は広島に残るのだろうか。実際の口コミを見ると、どうも話はそんなに単純ではない。会社を離れる理由は、給料だけではなかった。

 「若いうちからもっと挑戦できる会社で働きたかった」「年功序列ではなく、実力で評価される環境に行きたかった」――。

 口コミを読んでいると、「もっと成長したい」という思いが、あちこちから伝わってくる。「ここなら成長できそう」「がんばったぶんだけ評価してもらえそう」。そんな期待を持てるかどうかも、若者が会社を選ぶ大切な基準になっているようだ。

 その「成長できそう」という印象は、どこから生まれるのだろうか。広島の求人では「半導体」「システム」「工場」といった、業種や仕事内容をイメージしやすい言葉が目立つ。一方、東京では「コンサルタント」「マーケティング」「マネージャー」「リーダー」など、将来のキャリアの広がりを思わせる言葉が並んでいた。


求人件名上、広島県で多く出現した単語

求人件名上、東京都で多く出現した単語

 もちろん、製造業が盛んな広島では、ごく自然な求人の表現なのだろう。それでも、若手にとって「いろいろなことに挑戦できそう」と感じられるのは、東京の求人だった。

 そう考えると、「広島には仕事がない」というより、「こんな仕事に挑戦できる」という魅力が、まだ十分に伝わっていないだけなのかもしれない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る