ドンキで年間2.4億円売れる“1キロ超え”弁当 「多いだけでガッカリ」にしない工夫とは?(2/4 ページ)
ドン・キホーテの大容量弁当シリーズ「衝撃の一食」が好調だ。年間売上は2億4000万円を超えた。開発の背景には、単純な「大盛り」とは異なる狙いがあった。
なぜここまで大容量?
ドンキはなぜ、これほど大容量の商品を開発しているのか。
ドンキの運営会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)の大M彩香氏(デリカ商品開発担当)は「総菜コーナーで『楽しい』と思っていただける商品を作りたいと思って開発した。売り場で『何これ? すごい』とお客さまが立ち止まり、『うわあ、面白いね』と手に取っていただきたい」と話す。
目指したのは、単純に量が多いだけの商品ではない。圧倒的なボリュームに加え「おいしさ」「楽しさ」「背徳感」を詰め込むことを意識したという。
「どんなに鮮やかな見た目でも、持ったときに軽かったら『見た目ほどのインパクトがないな』と思ってしまう。重さというのは、ごまかせない価値だと考えている」(大M氏)
一方、量が多いからこそ、味にも工夫が必要だ。大M氏は「しっかりパンチの効いた仕掛けがないと、逆にこの量の多さによって(食べきるのが)苦しい記憶になってしまう」と話す。そのため、開発では「実際に自分が食べきれるかどうか」も重要なポイントにしていた。さまざまなメニューを試しながら、試作した商品は同僚にも食べてもらい、意見を聞きながら改善を重ねた。
単純に1つのメニューを大盛りにするのではなく、1食でさまざまな味を楽しめる組み合わせにすることを意識しているという。「てんこ盛り焼豚マヨ&焼きそば」「重量級タルタルガーリック唐揚げ丼」「隠れハンバーグのガーリックカルボ飯」(いずれも754円)など、複数の料理を組み合わせた商品を開発。新メニューを考える際にはInstagramといったSNSも参考している。
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