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「これ、ゴムです」 クリスタルガラスにしか見えないグラス、老舗ゴムメーカーの挑戦(3/4 ページ)
掌(てのひら)にのせてみる。クリスタルガラスのような外見を鮮やかに裏切る軽さ。エッジの感触がカットの鋭さと精巧さを伝えてくる。いつまでもこうしていたいと感じるのはなぜだろう。
SNSで話題に
「割れないゴムのグラス」はメディアやSNSで話題となり「E1」は3年に大阪製ブランドの認定を受けた。小ぶりな「F0」やワイングラスタイプの「F2」なども作られ、計1万個が売れている。
ドイツの展示会に出展し注目を集めたほか、パリのセレクトショップなどでも販売。アウトドア用品やアパレルなど、これまで取引がなかった業界との協業や問い合わせも相次ぎ、社の知名度アップと活性化は着実に実を結んでいる。
「このグラスが認められたということは、私たちのことを知らなかった方々にも錦城護謨の技術が認められたということ」と水田さん。「社員が立ち止まって自分の仕事の価値や意義を考えるとき、ものづくりは楽しく、すごいんだと自然に思える。そういう社を象徴する商品になればいいと思います」と話す。
掌は「たなごころ」とも読む。「手の心」の意味という。ずっとふれていたいのは、グラスに込められた心と、手にする人の心が響き合うからに違いない。 (堀川晶伸)
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