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なぜ吉祥寺駅周辺にスタバが9店舗もあるのか 超過密出店なのに、どこも繁盛しているワケ(3/5 ページ)

吉祥寺周辺には、スタバが9店舗も出店している。どのような狙いがあるのか?

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9店舗の特徴は?

 吉祥寺の9店舗のスタバの状況をまとめると、以下のようになります。


吉祥寺のスタバ各店舗比較表(筆者作成)

 この表からも分かる通り、吉祥寺のスタバ9店舗は、同じ商圏で同じ客を奪い合っているわけではありません。通勤・通学・買物・散歩・待ち合わせ・談笑などの利用目的に分けて店づくりをしているのです。

 吉祥寺圏内で、SHARE LOUNGEの座席を除くと600席以上あるにもかかわらず、そのほとんどが満席に近い状態であるのも驚きです。テラス席があることも踏まえ、平均稼働率を70%と仮定すると、430席ほどが終日稼働していることになります。

 スタバの客単価は800円前後と想定されるため、吉祥寺の9店舗で1時間当たり約35万円の売り上げとなります。各店の平均営業時間は約14.1時間であることを踏まえ、1日当たりの実質稼働時間を12時間とすると、日販は420万円。9店舗の年間売上高は、360日換算値で推定15億1200万円、吉祥寺のスタバ1店舗当たりの売り上げは約1億6800万円に上ります。

 スターバックスコーヒージャパンの2024年9月度の1店舗当たりの売り上げが1億6200万円であるため、吉祥寺のスタバの1店舗当たりの売り上げは日本の全店平均を上回っているのです。これは筆者の推測値ではありますが、立地の優位性とスタバの店舗すみ分けが成功した結果でしょう。

 スタバがこれだけの店舗を集中的に出店しているのは、この数値的な裏付けがあるからと言えます。


スターバックスコーヒージャパンの売上高など(筆者作成)

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