連載
「何度言えば分かるんだ」が逆効果 部下のミスが改善しない本当の理由(1/3 ページ)
ミスを繰り返す部下に頭を抱える管理職は多いだろう。しかし「同じミスを繰り返すな」は逆効果だ。その理由は、上司と部下の「ミスの認識のズレ」にあった。
「あの部下はいつもなぜか、指示とずれたことをする。いつも指示を忘れるし、同じミスを繰り返す」
同じ指摘を何度もするのはつらい。黙って見過ごすわけにはいかないが、これ以上どう指導すれば改善するのかも分からず、頭を抱える管理職も多いだろう。
しかし、フィードバックの効果に関する興味深い研究がある。指摘やフィードバックは一時的な改善につながるが、3分の1を超えるケースではむしろ部下のパフォーマンスを下げているというのだ。
特にそれが起こりやすいのは、注意の対象が仕事そのものから本人の評価へ移った場合だ。「何回言えば分かるんだ」という指摘は本人自身に向けた指摘であり、逆効果なのである。
では、同じミスを繰り返す部下に、上司はどう向き合えばいいのか。本稿では、上司と部下のミスに対する認識のずれを解説しながら、ミスを繰り返さないための指導や仕組みづくりの方法を探ってみたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
書類でよく見る「シヤチハタ不可」、シヤチハタ社長に「実際どう思ってますか?」と聞いたら意外すぎる答えが返ってきた
ハンコで国内トップメーカーのシヤチハタが、2025年に創業100周年を迎える。気になっていた質問をぶつけてみた。インタビュー後編。
「あの時気付いていれば……」 モンスター社員を面接で見抜く、たった一つの重要質問
彼らは「嘘をついている」わけではない。ゆがんだレンズを通して世界を見ているため、彼らにとって「正しいこと=周囲が悪であること」という構図は、疑いようのない真実として映っているのだ。
ニトリHDの時価総額半減……「36期成長神話」が崩壊した、これだけの理由
36期連続成長を成し遂げたニトリが、苦境に陥っている。その原因は、似鳥会長の相場観にあるのかもしれない……。
サンリオ株価、まさかの「ほぼ半値」に……なぜ? ジャパンIPに降りかかった災難の正体
今もなお業績を伸ばしているはずのサンリオ株が、前年の最高値から半値近い水準まで売り込まれている。これはなぜだろうか。決算資料や各地の市場動向を詳細に読み解けば、株式市場の評価とは乖離した実態が浮き彫りになる。

