「分かったふり」の海外商談をなくす 双方向の可視化で言語の壁を越えるAI翻訳機
グローバル展開を加速させる日本企業にとって「言語の壁」は依然として高い。通訳コストやスマートフォン翻訳アプリの限界を打破する次世代翻訳機、「iFLYTEK デュアルスクリーン AI翻訳機」の実力に迫る。
海外拠点との会議やインバウンド顧客への対応などで外国語によるコミュニケーションが求められる場面は急増している。しかし、語学が堪能な人材を全ての現場に配置したりその都度通訳を手配したりするのは現実的ではない。
こうした「言語の壁」の課題に、AI技術で解決策を提示しているのがiFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONSだ。同社の「iFLYTEK デュアルスクリーン AI翻訳機」は、ビジネスシーンにどのような変革をもたらすのか。同社のハリー・チェン氏に話を聞いた。
グローバル化で高まる「言語の壁」
日本のビジネスパーソンが直面する言語の壁の実態について、チェン氏は「メールなどの読み書きは問題なくできても、会議になると会話のスピードについていけず聞き取れない、思ったように話せないという課題に悩んでいる方が多いと感じています」と指摘する。グローバル展開が進めば、中国語や韓国語、ドイツ語やロシア語など多様な言語に対応できる人材が必要になる。だが、そうした人材を十分に確保するのは容易ではない。
ここ数年はインバウンドの増加により、ホテルや店舗の窓口などでも翻訳ニーズが高まっている。モノづくり工場や研究所でも課題は山積している。周囲の騒音や通信環境(無線LAN制限など)の問題から、スマートフォン翻訳アプリを使いにくい場面もある。
通訳とスマートフォン翻訳、それぞれの限界
対応策として通訳を手配する方法がある。しかし、急な打ち合わせでは手配が難しく、コストも高い。商談の内容を第三者である通訳者が把握することになるため、機密性の高い会話ではセキュリティ上の懸念も生じる。
スマートフォンの翻訳アプリも、常に使いやすいとは限らない。翻訳結果を相手に見せるために端末を向けたり、画面をのぞき込んでもらったりする必要があり、自然なコミュニケーションを妨げることがあるからだ。
翻訳に求められるのは正確性だけではない。会議や商談では相手の発言にすぐ応じなければならず、翻訳のスピードが会話についていけなければ、コミュニケーションが滞る。
チェン氏は「ビジネスにおけるコミュニケーションにおいてまず求められるのは、『正確性』と『スピード』です。しかし、会話の速さに後れを取らず、ビジネスの要求を満たせる翻訳アプリは多くありません」と語り、「海外の工場に赴いたり急な交渉をしたりする際、通訳者を同行させるのは極めて困難です。だからこそ、通訳者なしでも双方がその場で意思決定できる、実用的な翻訳手段が求められています」と切実なニーズを指摘する。
翻訳結果をお互いに十分に確認できないまま会話を進めると「分かったふり」の状態になり、後で認識の齟齬(そご)が判明する可能性もある。これは、ビジネスにおいて大きなリスクになる。そこで同社が着目したのが、翻訳結果を同時に「見る」ことで双方の理解を支える仕組みだ。
「二つの画面・一つの理解」 対面コミュニケーションを変えるデュアルスクリーン
iFLYTEK デュアルスクリーン AI翻訳機は、企業が直面する「言語の壁」という課題を解決するために開発された製品だ。最大の特徴は、5.48型OLEDと2.78型LCDを備えたデュアルスクリーンにある。
この2つの画面により、自分と相手が同時に画面を確認できる。まずは実物を見てほしい。
このようにテーブルに1台置くだけで、翻訳機を相手に向ける動作は必要ない。双方が無理な姿勢を強いられることなく対等な目線を保ったまま会話できるため、商談や会議、窓口での顧客対応など、対面コミュニケーションとの相性が良いのも大きなメリットだ。
「2つの画面があることで、お互いに視線を交わしながら自然な距離感でコミュニケーションを取れます。自分の正面にある画面に目線を一瞬落とすだけで翻訳された内容を理解できるため、商談はもちろん、一瞬のスムーズな対応が求められるホテルや店舗の窓口などでもスマートな顧客対応が可能です」
翻訳結果を文字で確認できることは、ビジネスにおいて大きな意味を持つ。単価や数量、納期などの契約条件といった聞き違いが許されない情報についても、音声だけでなく文字として双方が確認できるからだ。「聞き返す」という行為を減らして、会話のテンポや相手への心証を損なわずに円滑なコミュニケーションを実現させる。
5つの翻訳機能で対面から会議、オンラインまで幅広く対応
iFLYTEK デュアルスクリーン AI翻訳機は、さまざまな翻訳機能を搭載している。ビジネスの実用性を担保する、主な機能は次の通りだ。
・音声翻訳機能
143言語(方言・アクセント含む)の相互翻訳が可能。双方向の会話を自動翻訳できる機能で、発話するときは音声ボタンを長押しする必要がある。オフライン翻訳も可能で、通信環境が整わない場所でも利用できる。
・会話翻訳機能
上の写真で紹介した機能。ボタンを押すといった操作が不要で、話し始めるだけで自動翻訳できる。対面での商談や会議に適している。メイン画面とサブ画面の表示言語を自由に切り替えられる他、発話待ち時間の調整や読み上げ途中の割り込みにも対応。21言語の相互翻訳ができ、360度全方向から音声を集音する。オフラインには非対応。
・写真翻訳機能
内蔵のカメラを使って文字を撮影すると翻訳できる機能。日常生活での買い物や注文だけでなく、契約書やメールなどビジネスで扱う文書に便利。63言語の双方向翻訳に対応し、オフラインでも利用できる。
・傍聴同時通訳機能
授業や小規模会議など、聞くことと記録に集中したい場面で便利な機能。文字起こしと翻訳結果をリアルタイムで表示して、その場で内容を確認できる。記録は書き出し後の編集・保存も可能で、イヤフォンを接続すると翻訳結果を音声で聞ける。オフライン対応。
・同時字幕機能
PC用アプリ「iFLYTEK翻訳アシスタント」と連携して、PCで再生される音声やPCに向かって話した音声を二言語字幕としてリアルタイム表示する。オンライン授業や外国語学習動画、ライブ配信、PCを使ったリモート会議でのコミュニケーションにも便利だ。オフラインには非対応。
この他、複数国をまたぐプロジェクトなどで威力を発揮する機能として、最大30人・同時に5言語でのリアルタイム通信が可能な「仮想会議室」がある。相手が翻訳機を持っていなくても、また専用アプリをダウンロードしていなくてもiFLYTEK デュアルスクリーン AI翻訳機に表示されるQRコードを各自のスマートフォンで読み取るだけで参加でき、各自のスマートフォンで翻訳内容を確認できる。
会話翻訳および傍聴同時通訳機能は、AIによるテキストの自動要約に対応している。商談や会議の終了後に、決定事項や重要なポイントをまとめた「議事録」としてPCにエクスポートして資料化できるため、振り返りや社内共有の作業効率化に重宝する。
騒音環境にも対応 ビジネスで求められる実用性を追求
ビジネス現場は、必ずしも静かで通信環境が整っているとは限らない。展示会や工場など、周囲の音が大きい環境も想定する必要がある。
同製品は5マイクアレイによる性能の高いノイズリダクション機能を備えており、雑音や離れた位置の話者音声を抑制し、近距離の声を優先して集音する。工場など騒音のある場所でも音声を認識して翻訳できるという。
法人利用で重要になるセキュリティにも配慮している。翻訳機能の使用中、音声・画像データはリアルタイム翻訳処理のみに使用され、翻訳完了後はサーバから音声・画像および翻訳結果を削除する。翻訳内容が蓄積されて二次利用されたり、外部に共有されたりすることはない。暗号化通信などのセキュリティ対策も施されているため、機密情報を扱う商談や社外秘の会議でも安心だ。
法人向けの専用オンライン管理ツールもある。チェン氏は「日本語・英語・中国語に対応しており、機器の管理やリモートでの稼働監視、利用状況の可視化、翻訳履歴の確認などができます。複数台を導入しても運用の手間やコストを最小限に抑えられます」と笑顔を見せる。
言語の壁をなくし、日本企業のビジネスを世界へ
必要なときに、必要な場所で言語の壁を越える――そのために重要なのは、単に対応言語を増やすことだけではない。会話のスピードに追い付き、双方が翻訳結果を確認しながら自然にコミュニケーションできる環境をつくることが欠かせない。
iFLYTEKは1999年の設立以来、音声認識、音声合成、自然言語理解、機械推論、適応学習などのコア技術に注力してきた。日本での事業展開も本格化しており、現在はビジネス向け製品を中心に国内で10億円以上の売り上げに成長させているという。
「私たちは2025年、大阪・関西万博という舞台を契機に、日本市場へ本格的に製品をお披露目しました。今後は、さらに言語の壁をなくして海外展開やインバウンド対応に挑む日本企業のビジネスシーンに貢献したいと考えています」
外国語での商談や会議、海外拠点とのコミュニケーション、外国人への対面対応など、言語の壁が生じる場面は幅広い。iFLYTEK デュアルスクリーン AI翻訳機は、2つの画面による「双方向の可視化」を軸に、こうしたコミュニケーションをよりスムーズにするための魅力的な選択肢になりそうだ。
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提供:iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONS 株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2026年10月27日







