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「喜多方ラーメン」復活なるか? “老舗の閉店ラッシュ”の中で挑む、新たな進化:長浜淳之介のトレンドアンテナ(4/5 ページ)

東京ラーメンストリートに出店するなど、喜多方ラーメンが盛り上がりを見せている。老舗閉店が相次ぐ中、どのように復活を図ろうとしているのか?

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喜多方ラーメンを危ぶむ声が出たのは……

 長谷川氏らが危機感を抱く背景には、喜多方ラーメンの本場で進むラーメン店の減少がある。

 喜多方市の人口は2026年8月現在で約4万人。平成の大合併当初(2006年、旧喜多方市と周辺の1町2村が合併)と比べると3割ほど減った。しかし、市街地にそれほど寂れた印象はなく、休日には有名ラーメン店に行列ができている。

 ラーメン店が根強い人気を誇る一方で、閉店も相次いでいる。

 理由の一つが、店主の高齢化と後継者不足だ。1980年代の喜多方ラーメンブームの頃に働き盛りだった店主たちが高齢となり、後継者が見つからないことから、閉店を余儀なくされている。

 2021〜2025年には、市民に長年愛されてきた老舗が相次いで閉店した。かつて「喜多方御三家」と呼ばれた店のうち、現在残っているのは「坂内食堂」だけだ。喜多方を代表する店が次々と姿を消す状況に、喜多方ラーメンの先行きを危ぶむ声が上がるのも無理はない。


全国チェーンの喜多方ラーメン坂内(筆者撮影)

喜多方ラーメン坂内の喜多方ラーメン(筆者撮影)

 そんな中、2024年4月1日に始動したのが喜多方市役所の「喜多方ラーメン課」だ。

 担当者は「ラーメン店が閉店するのにはそれぞれの事情がある。自分の代で終わらせたい、後継者がいないという店もあるが、だからと言ってそれを放置することはできない」と話す。

 こうしたラーメン店を支援するため、喜多方ラーメン課では、事業承継の支援やPR活動、活性化イベントの企画などを実施。

 7月17日の「喜多方ラーメンの日」には、各店による割引やグッズ販売などの独自サービスを展開。朝からラーメンを食べる「朝ラー」文化を盛り上げるため、SNSに投稿した人に抽選で景品が当たる企画なども行っている。

 ラーメン店が持続的に営業できる環境を整え、観光客の増加につなげるのが狙いだ。


7月17日を喜多方ラーメンの日と定めた(筆者撮影)

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