「ギザかわいい」「なまらうめぇ」プロジェクト始動――ホンダ新型車「クロスロード」発売記念+D Style News(1/2 ページ)

» 2007年02月23日 16時24分 公開
[塙恵子,ITmedia]

 ホンダは、2月23日発売予定の新型自動車「クロスロード」の発売(関連記事参照)を記念し、スペシャルプロジェクトを発足した。その名も「クロス・ファクトリー」。クロスロードの開発コンセプトをヒントに生まれたこのプロジェクトは、異なる2つのジャンルを掛け合わせて新しいスタイルを提案するというものである。

photophoto 大泉洋さん(左)と中川翔子さん(右)

 クロス・ファクトリーのナビゲーターとして、俳優の大泉洋さんと、“しょこたん”ことタレントの中川翔子さんが起用された。大泉さんはクロス・ファクトリーの工場長、中川さんは広報担当となり、ホームページの中でプロジェクトの開発過程を映像で届けていく。2月22日、(公式サイトから応募した人の中から選ばれた)100組200人が招待され、工場長と広報担当の就任披露、ならびにプロジェクトの発表イベントが行われた。

ラーメンとデザインをクロスさせると

photo 中村氏がおなじみの麺の湯切り「天空落とし」で登場する

 プロジェクト第1弾のテーマは「RAMEN×DESIGN」。人気ラーメン店「中村屋」の店長である中村栄利氏がプロデュースする。

 中村氏は「普通ラーメンの新作といえば“新しい味”になりますが、今回自分がチャレンジしたスタイルは、どんぶりの中に入っていない、形のない新しいラーメンです」と宣言。「でも〜、器には入れてもらいたいですけどね〜」と大泉さんが返すと会場は笑いに包まれる。

 中村氏はその形を宇宙空間に似ていると表現する。湯せんでスープをカプセル状にし、その中に麺を1本だけ入れる。「温度と質量のバランスが大切」と中村氏。まるで実験のような調理過程を見て、大泉さんが「何であんな風になるの?」と単刀直入に中村氏に質問すると、中村氏は「さっき説明したんですけど」と苦笑い。また中川さんも思わず「これラーメンですか?」とたずねるシーンもあった。

 会場には新作のラーメンが用意されていた。シャンパンタワーのように積まれたグラスの中にカプセル状のラーメンが入っており、その場で中村氏が最後の仕上げを行った。

photophoto スープには魚と鶏の2種類の味が用意されている。「適温は55度。ちょっと熱すぎたらやけどをするし、ちょっとぬるいだけでも風味がでてこない」と中村氏

 ナビゲーターの2人のほか、観客の中の幸運な5組がこの斬新なラーメンを堪能することができた。2人が口にする前に、「おいしいっ」という声がもれ聞こえてきたため、大泉さんが「そこっ!先に食べちゃだめでしょー」とつっこみを入れ、再び笑いを引き出す。

photophoto 「なまらラーメンだ」と大泉さん(左)。中川さんがプロジェクト第1弾の名前をその場で書き上げた(右)

 一見デザートやカクテルのように見えるが、食べてみると2人は「なまらラーメンだ」「ギザラーメンだ」と驚きを隠せない。中川さんは「トロっと溶けてなくなりました。後味がいい」とそのおいしさを的確にリポート。一方大泉さんは「100粒くらい食べたくなるね」と話し、まだまだ食べたりないといった様子だった。

 最後にプロジェクト第1弾に、中川さんが広報という視点で名前を付けることになった――「クロススタイル」と「中村や essence」(中村氏がプロデュースする店)を掛けて「クロススタイル エッセンス」と命名された。なお、この新作ラーメンは、3月いっぱいまで「中村や essence」でコース料理の1品としていただけるそうだ(※完全予約制)。気になる方は一度食していただきたい。

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