2000点以上のデザインプロダクツが集結するアジア最大のデザインイベント「グッドデザインエキスポ2008」が8月22〜24日まで東京ビッグサイトで開催されている。2008年度グッドデザイン賞の一次審査を通過したノミネート製品が展示されており、文房具から飛行機、ハードからソフトまで、幅広い分野の“デザイン”を楽しむことのできるイベントだ。
今回のグッドデザイン賞では「特に“近未来のディマンドサイド”、つまり近未来の消費者の目線を考えながら審査を行っている」(グッドデザイン賞審査委員長の内藤廣氏)とのことで、市場の成熟に伴い“受け手側の視点”を重要視した製品が数多くノミネートされている。「デザインを通してよりよい未来を作っていくことが(グッドデザイン賞)審査員の仕事」(内藤氏)
このように“ディマンドサイド”を重視しているだけあり、会場では消費者にとっての使い勝手にも注視した日常を楽しくさせるさまざまなアイテムを見つけることができた。

「SENZ XL storm umbrella」(左)の独特のデザインは、強風に吹かれてもひっくり返ることのない構造を実現したため。カラフルな「傘立て ヒックシリーズ」の「ヒック」(右)は傘を差し込む穴がしゃっくりをした顔を模している

カラフルな3品。6面に脱着することのできる「Giya.3D.ブロック」(左)は3種類のブロックのみで6角柱など、多様な立体物を作ることができる。テトラポットの形をした「テトラ消ゴム」(中央)は転がりにくくつまみやすい構造。フィギュアのような「USB People」(右)は1つ1つ違う顔で、どれもこれもチャーミング。出展企業は、ノベルティとしても勧めていた

シャープな印象の3品。サイクロン式ハンディクリーナーの「エスカルゴ」(左)は肩から掛けて使う掃除機。その質感から、部屋にインテリアとして置いてもおかしくない。男のための枕「ジムナスト・チャコ」(中央)は睡眠に適した機構を採用するだけでなく、デザイン性にもこだわりを持って“黒”を配している。黒と言えば、便器「REGIO」のノーブルブラック(右)を発見。珍しい配色だが意外にもスタイリッシュだ

近未来の“乗り物”も見ることができた。トヨタ開発の「ウィングレット」(上)と「モビロ」(下)だ。立って乗る仕様のウィングレットは簡単な体重移動のみで移動が可能。畳んでの持ち運びが可能で、重さは9.9〜12.3キロ。モビロは座ってのる仕様で、高齢者や、歩くのが困難な方の安定した移動を手伝う
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