赤くホットなお隣さん、韓国を覗いてみる!(旅立ち編):+D Style 快楽旅団
日本国内を移動するのと同じぐらいの時間で行ける外国・韓国。好景気の波に沸く国で美味しいものをアテンドしてもらうことに。出発地は羽田だ。
韓流ブームに乗ったわけではないが、今回はお隣の韓国だ。韓国法人設立の件もあって、表敬訪問。2時間飛べば韓国の首都ソウルに着いてしまう。例えば名古屋で会議をして、東京の自宅に戻るのと同じ時間で海外の街に着いてしまう、このワープ感は心地良い。日本国内の移動と同じ時間で異国に行けるのは何とも不思議な感覚だ。
羽田から行く海外
いざ海外へ飛び立つといえば、東京をベースとしている人ならば、成田空港を利用するのがほとんどだろう。今回、韓国へは羽田空港から飛び立つ。成田までの道のりは自宅から90分と非常に長い。その間にいつも本を1冊読みつぶしてしまう。それが羽田ならば、タクシーで飛ばせば30分以内到着するのは東京で活動する人間には嬉しいところだ。かつての国際空港・羽田では、ひっそりと国際線の運用が再開されている。成田空港の完成以来、一部の例外を除いては、国際線は長い間運行されてこなかった。しかしながら、2001年2月に旅行会社が企画運行する臨時の国際チャーター便運行が解禁となり、羽田空港の離発着能力に余裕がある深夜・早朝枠で、国際線が飛んでいる。現在では、飛行時間の短い韓国への週末観光便や東京から近いグアム、サイパンなどのバケーション線などで多く利用されている。国内線のある第1、2ターミナルは、ビックバードのモールなど近年の開発により、その充実ぶりに目を見張るばかりだが、国際線はいささか寂しい。猪蔵も羽田から国際線を利用するのは実に30年ぶり。しかし、当時の記憶はほとんどない。早めに着いてしまい、時間を持て余している人はチェックインを済ませたら、第1、2ターミナルに戻ることをオススメする。時間がある場合はラウンジに入り、仮眠をとる場合が多いが、空港の年月と同じように羽田国際線のラウンジもくたびれている事を付け加えておく。
便名 | 機材/Class | 出発 | 到着 |
---|---|---|---|
OZ1035 | 333/CY | 19:30 | 21:50 |
韓国側の空港は、金甫空港。かつての羽田空港をほうふつとさせるたたずまいで新しく国際線の顔は仁川空港に明け渡している。羽田に対しての成田という立場によく似ている。
好景気の韓国の勢いは止まらない
現在韓国は、未曾有の好景気だ。貨幣の単価は、ウォン。1000ウォン=100円と思っていたのは遠い昔の話で、現在は大体75円前後と円はすっかり弱くなっている。世界のソニーの時価総額を韓国企業のサムソンは余裕で抜いてしまった。世界で最も生活費が高い都市だったはずの東京はいつの間にか3位に後退し、前年4位のモスクワが首位、同5位のソウルが2位に浮上したというニュースが最近流れていた。
屋台でのトッポギははずせない
今回は韓国ドメスティックのアシアナ航空で韓国を目指した。エコノミー席に閉じ込められても、あっという間にソウルに着く。到着時刻は、22時を回っていたが、ホテルのチェックインをすませ、早速夜の街にでる。韓国では国の法律で使い捨ての商品をホテルや飲食店で使用するのは禁止となっているため、ハブラシなどは置いていない。食事も、使い捨ての割り箸などなく、銀色の鉄箸を使う。近くてもいろいろと違う所が、海外に来た時の楽しみである。到着早々、街角の屋台でトッポギを食べる。
世界中で頑張るコリアンパワー
何はともあれ海外にでた時の楽しみは「食」である。飛び立つ前から現地スタッフに日々の食事をセッティングしてもらった。路地裏の食堂から宮廷料理まで韓国を食い尽くそうというのが今回の真のテーマ。世界中を旅していて、よくお世話になるのが中華料理と韓国料理だ。どの都市にも中華街とコリアンタウンは存在する。そのたくましい在野な国民性は見習うべきだ。まだまだ世界でも上位と思ったら大間違い。頑張れ日本!
さて、韓国を食い倒せるのか? それはまた次回。
(ロケ地:韓国)
著者紹介
猪蔵(いのぞう)
株式会社ヒマナイヌ 取締役副社長いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野編集者兼古物商。大学在学中より映像編集をはじめる。傍ら、株式会社まんだらけの店頭公開業務に取締役として従事。公開後、株式会社イマジカに移籍し、ソフトウェア開発を行なう。また映像専門誌「DVJ」編集デスクも務める。2003年、株式会社ヒマナイヌを起業。現在は東京麻布十番のカフェ縁縁を経営他、投資会社・株式会社アストリックス・キャピタル・パートナーズの取締役に就任。一瞬香港在住。プランニングを中心に映像に関するライティングや著書、TV番組の構成も手がけるなど多方面に活躍中。「人への思いやり」や「おもてなし」をテーマに頓知の利いた商品を世に送り出そうと奔走中。
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