2007新作ウォッチ一挙公開「ジ・アート オブ タイム 2007」〜新ブランド編〜:+D Style News(2/2 ページ)
国内最大規模の時計総代理店ユーロパッションが、同社取り扱いブランド披露会「ジ・アート オブ タイム 2007」を開催。まずは同社が満を持して日本市場に投入するウォッチ新規ブランドを紹介しよう。
B.R.M
歴史
B.R.Mは、代々時計職人の家系に生まれたバーナード・リシャールが立ち上げたブランド。宝石専門学校を卒業したリシャールは、1986年にB.R.Mの前身となるラグジュアリー産業の機械製造部品を専門とするバーナード・リシャールカンパニーを設立。2002年にB.R.Mを創立し、2005年に自社時計生産に打ち込んでいる。
B.R.Mのパーツは、メタルバーもしくは、ステンレススティール、チタン、アルミニウム、カーボンといった未加工素材を用い、素材の自然の特性を生かしているのが特徴。そしてクルマのプロトタイプのように、すべてハンドメイドで作られているため、大量生産には対応できない。これは、ユーザーひとりひとりのニーズやリクエストに応えていきたいからだという。
「WL-44-03R」は、ひとつのケースに2つの自動巻きムーブメントを搭載。薄型ステンレススティールのケースは内部をくり抜き、両面をサファイアガラスで覆うというリバーシブルタイプの時計だ。そのため、両面とも2個のうち片方のムーブメント内部をダイヤル上で楽しむことができる。同モデルは2007年秋に発売予定。価格は77万7000円。
カール・ハッフマン(Karl Habmann)
歴史
懐中時計を展開する同ブランドの創業は1923年。ドイツのジュエリー産業の中心地、フォルツハイムで初代当主のカール・フリードリック ハッフマンによって創業された。
1945年第二次世界大戦で工房が完全に破壊されてしまうが、終戦後工房を再建。世界大戦後初のブリュッセル万国博覧会では、彼の製作した特殊なポケットウォッチが賞を獲得している。
現在は息子であるカール・ハッフマンJrが事業を継承している。
職人技を駆使した丁寧なつくりと、ケースや複雑機構で名声の高いカール・ハッフマンが、2007年夏にいよいよ日本に上陸する。
価格帯は約1万円台〜5万円台。品質や機構、デザイン性を考えても値ごろ感のある商品といえるだろう。掲載したモデルの価格は4万6200円。プレゼントなどにも喜ばれるアイテムだ。
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