日産、より豊かな“モダン”目指した新型セダン「ティアナ」発表:+D Style News
“モダンリビングコンセプト”をキーワードに、大人のラグジュアリーセダンとして登場した日産「ティアナ」がフルモデルチェンジ。従来のデザイン哲学を踏襲しながら、時代にあったモダンデザインを新たに取り入れた。
日産自動車は6月2日、モダンなデザインと快適性を追求したセダン「ティアナ」をフルモデルチェンジし、販売を開始した。価格は246万7500〜394万8000円。
| モデル | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| 350XV | 3.5リッターV型6気筒エンジン | エストロニックCVT-M6(6速MTモード付き) | 前輪駆動 | 394万8000円 |
| 250XV | 2.5リッターV型6気筒エンジン | エストロニックCVT | 前輪駆動 | 326万5500円 |
| 250XL | 275万1000円 | |||
| 250XE | 246万7500円 | |||
| 250XL FOUR | 2.5リッター直列4気筒エンジン | 4輪駆動 | 296万1000円 | |
| 250XE FOUR | 267万7500円 |
2003年に登場した初代ティアナのモダンなデザインコンセプトを継承しつつ、より上質でくつろぎ感のある内外装を目指した新型ティアナ。エクステリアは、緩やかなアーチを描くボディ側面のキャラクターラインをはじめ、従来よりも曲線が強調されたデザインに生まれ変わった。
またインテリアも外観と同じく曲線を多用したデザインに一新された。特徴的なのがインストルメントパネル全体を覆うように取り付けられたソフトパッドで、チェリーウッド柄の木目調パネルとの組み合わせにより、温かみやくつろぎ感が表現されている。視認性に優れた大型3連メーターはクロームで縁取られ、高級感を演出。また座席はソファーのような快適さを追求し、立体的なシートデザインや、ボリューム感のあるアームレストを採用している。
従来より低床化されたプラットフォームを使用することで、室内の頭上スペースを拡大。またボディの高剛性化や、サスペンションの取り付け位置の見直し、新リアマルチリンクサスペンションの採用などにより、車内へ伝わる振動を大幅に低減した。さらに、ボディの部品形状や吸遮音材の配置場所を細部にまでこだわることで、車内の静寂性も高められている。
エンジンは、最高出力252馬力(185kW)/最大トルク335Nm(34.2kgm)の3.5リッターV型6気筒「VQ35DE」、185馬力(136kW)/232Nm(23.7kgm)の2.5リッターV型6気筒「VQ25DE」、167馬力(123kW)/240Nm(24.5kgm)の2.5リッター直列4気筒「QR25DE」の3種類。
V型エンジン2種は、高着火性イリジウムプラグや高耐久性プラチナ合金チップの採用で始動時・発進時の燃費安定性を増幅させ燃費向上を図ったほか、C-VTC(連続可変バルブタイミングコントロール)の作動域を拡大することで、低中速でのトルクや高速域の出力を従来より向上させている。直列4気筒エンジンに関しては、現行の同型エンジンに改良を施し、出力や低中速域のトルク、燃費性能が高められた。また、全モデルにアダプティブシフトコントロール付きの新型エストロニックCVTを採用。路面状況やドライビングスタイルなどに応じて、動力性能と燃費がどちらも最適になるよう変速タイミングを変化させ、ダイレクト感のある走りを実現した。
前席にテンションリデューサー付きELRシートベルトを装備し、また全席に着脱時の圧迫感を軽減する低フリクションシートベルトを採用した。そのほか、ABS(アンチロックブレーキシステム)や、ブレーキアシスト、EBD(電子制御制動力配分システム)などの安全装備を全モデルに標準装備する。
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