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イマイ的、初めてのニュルブルクリンク その2+D Style モテるクルマの選び方(1/2 ページ)

「偉大な草レース」と呼ばれるニュル24時間レースは、スポーツカーからフィアット500、ディーゼル車まで一緒に走行するそのレーススタイルが魅力。前回に続き、今回のモテもレースの様子をリポート!

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イマイ的、初めてのニュルブルクリンク その1

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今回の「モテ」はゴージャスに海外編。しかも、自動車ファン垂涎の「聖地」、ニュルブルクリンクに行ってきちゃいました! 過酷なコース、地元の人々をはじめとする観客の素敵な観戦スタイル、そこに漂う熱気をリポートします!!


 ニュル24時間レースが「偉大な草レース」と呼ばれる理由は、多彩なエントリー車両にもよります。


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いよいよスタート進行です。グリッドに整列するクルマたち。手前は最後尾、写真奥に行くに従って……ぎゃー、スゴイ人! サーキット併設のドリントホテルから撮影

 そのバリエーションは今年のニュルで最も大きな話題となったレクサスのLF−Aのようなスポーツカーから、復活を果たしたフォルクスワーゲンのシロッコのようなハッチバック、日本でも大人気のコンパクトカー、フィアット500(チンクエチェント)まで! それだけではなく、なんとBMWの320dのエントリーもありました。これはdの字が表す通り、BMWのディーゼルエンジン。

 そう、このレース、なんとディーゼルモデルまで一緒に走行してるんですよ!もはや「多彩」なんて言葉では形容しきれないほど。ハッキリ言って台数多すぎてワケが分からない!

 それもそのはず、今年の決勝エントリー台数はナント220台ですって! ひえ〜〜、考えるだに恐ろしい……。


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グリッドから。今ニュルは来年のF1に向けて改装工事をしています。グランドスタンド、ミュージアムなどが新しくなるそう

 もちろんこれは決して今年だけが特に盛況だったってワケじゃありません。ニュル24時間には例年200台以上のエントリーがあるのです(300台近くなることも!)。

 それだけ性能に差があるクルマが走行するのですから、もちろんクラス分けがなされています。

 まずモデルごとに分け、そしてさらに排気量ごとでかなり細かく分類されていますから、総合優勝は無理かも……な排気量の小さいクルマでも、クラス優勝は狙えると言うわけ。


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1コーナー寄りのスタンドは満席!! スタートが終わったら、みんな散り散りにコースの方へ観戦に行きます

 例えば前述のディーゼルエンジンのクルマは環境エンジンのクラスで走行をしますが、同じクラスには、ハイブリッドカーも走行していました。ここでは極論ですが、「ディーゼルVSハイブリッド」なんてガチンコ勝負も見られちゃうんです。

 で。どうやってその220台がスタートすんの?! と気づいたアナタは相当鋭い! 東京マラソンなんかでも、参加者が多すぎて、スタートするまでにかなりの時間を要していましたよね?

 答えは「ニュル24時間も時間差でスタートするんです!」


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パドックは日本のレースと同じ?? いえいえ、こんな風なトラックやテントが何重も何列も並んでるんです。220台以上分ですから

 ニュル24時間レースは、現地時間午後3時にスタートしますが、スタートラインを全車が通過するには、相当な時間が必要になります。それは相当なタイムロス、ってことで、この時間差制が導入されてるんです。

 だってスタート前のスターティンググリッドでさえ、全車が並ぶのに2時間(!)を要するのですから。まさにコース上は大渋滞ですよ。噂には聞いていたのですが、目の当たりにしたらやっぱりタマげました。

 まずスターティンググリッド。

 歩いても歩いても、先頭に辿りつかない! で、各国のクルマが展示会よりも派手にチューンナップされて並んでるもんだから、目移りしちゃっていっこも進まない!

 ドライバーやチームクルーは長いスタート進行の間、案外リラックスモードで談笑しているところが多かったです。

で、迎えたスタート。これがまた……いつまで経っても終わらないんだ。

 このままスタート待ちで12時間くらいは過ぎちゃうんじゃぁ? なんてイラヌ心配をしちゃったほどです。ま、そんなワケないんですけどね。つい話を大げさにしちゃうのは、関西人の私の悪い癖ですね。

 さて、これらのクルマが順番守っていよいよスタート! したあとは……もちろん、全車が混走します。

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