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アクセルペダル重くしてエコ運転支援――日産が世界初「ECOペダル」:+D Style News
日産自動車が、アクセルペダルの反力(ペダル踏み込み時に足裏に伝わる力)を使ったエコドライブサポートシステム「ECO(エコ)ペダル」を開発。アクセル踏み過ぎなど燃費の悪い運転時にはペダルが重くなっていく。
日産自動車は8月4日、アクセルペダルの反力(ペダル踏み込み時に足裏に伝わる力)を使ったエコドライブサポートシステム「ECO(エコ)ペダル」を開発したと発表した。2009年度に発売する新型車から採用を開始する予定だという。「アクセルペダルの反力を使って燃費状況を知らせ、エコドライブをサポートするシステムは世界初」(同社)。
発進時や走行時にある一定以上アクセルを踏み込み過ぎると、必要以上に燃料を消費してしまうことは広く知られている。「ECOペダル」は、この“アクセルの踏み過ぎ”をペダルの反力を上げる(少し重くする)ことでドライバーに知らせるシステム。同社の中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2010」でのエコドライブ推進技術の一つとして開発された。
アクセルペダルの反力を上げるポイントは、エンジンの燃費率とAT伝達効率をもとに算出。あわせて燃費状況をランプ色と点滅で事前に知らせることで、足からの感覚と表示による視認の両方でドライバーに伝え、燃費の良い運転をアシストする。
「ドライバーはアクセル踏力が重くならないよう、あるいはエコランプが緑からアンバー色に切り替わらないようにすると、燃費の良い運転が可能。5〜10%程度の燃費向上が見込まれる」(同社)
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