我が輩はG-SHOCKのキャラクターである。名前はまだない:+D Style News
+D Style編集部に現れた3体のフィギュア。その名も、タフネス戦士G-SHOCKマン!!……ではないんですか。そうですか。アナタの街のG-SHOCK売り場にいたら、名前を考えてあげてください。
幸せなムードとともに街がイルミネーションに彩られる12月の第4週――クリスマスもせっせとお仕事決定モードな+D Style編集部に謎の小包が届いた。送り主はカシオ計算機……はっ! これはもしや「仕事してる方が気が紛れて楽だしね〜」なんて強がりつつも惨めな気持ちになっている編集部(筆者)のために、クリスマス限定ウォッチ「G Presents Lover's Collection 2008」の粋なプレゼントでは!? やー、小包の大きさも重さも実に“いかにも”な感じじゃないですか。どれどれ……。
嬉々として包みを開けてみると、中から現れたのは3体の黒いフィギュア。これはもしや……えーっと………………何でしたっけ? 見覚えはあるんだけど名前が思い出せない。そう、2008年秋冬モデル発表会で見たのは覚えております。デザイナーの中野シロウさんとコラボして生まれたG-SHOCKのキャラクターですよね。で、名前……。
+D Style編集部 「あ、どうも+D Style編集部です。あの〜、お送りいただいたフィギュアなんですけど、あれなんて言うキャラクターでしたっけ……G-SHOCK……マン?」
カシオ広報部 「いえ、あのキャラクターに名前はありません。販促用のキャラクターとして、セレクトショップさんなどの店頭ディスプレイにご利用いただいています」
名前がない!? せっかく世に生み出され、日の目を浴びたというのに……しかも広報さんの話によれば、誕生から四半世紀を経たG-SHOCKの歴史の中で、「こうしたキャラクターが生まれたことはない…………と思います」。ホントかなぁ〜……まあ、めずらしいケースであることは間違いないようだ。
さて、特徴的なポーズを取っている3体のフィギュアだが、手の部分に紙が挟めるようになっていて、店頭POPなどの演出にもってこい……というか、それ専用だ。残念ながら、商品展開は現在考えていないとのこと。しかし反響によっては、「DW-6900」や「Baby-G」といったさらなるG-SHOCKキャラの登場もありえるらしい。いやー、それならなおさら、名前を付けてあげましょうよ!
ちなみに今回のフィギュア、腹部にプリントされた「G」の文字が誇らしげな1体は、1987年に登場した定番モデル「DW-5600」をベースにした「GW-5600」をイメージしているそうだ。赤いプッシュボタンと角形フェイスの1体は、マッドレジストを初めて採用した「DW-5500」(1985年)の系譜である「G-5500」、丸顔の1体は、アナログ/デジタルのコンビネーション表示を採用した「AW-500」(1989年)の進化モデル「AWG-500」をイメージしている。どのフィギュアも、G-SHOCKの歴史を切り開いた代表的なコレクションが元ネタというわけである。
全国約100店舗のセレクトショップに配布されているこのG-SHOCKフィギュア。もしあなたの街で見かけることがあったら、ぜひ名前を考えてあげてほしい。
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