エントリーでも10倍ブレない、ハンディカム「HDR-CX170」「HDR-XR150」
ソニーからコンパクトボディで気軽にハイビジョン撮影できるハンディカム「HDR-CX170」「HDR-XR150」が登場。エントリーモデルながら「アクティブ」モードで10倍ブレない。
ソニーは1月14日、“ハンディカム”の新製品として、メモリタイプの「HDR-CX170」とHDDタイプの「HDR-XR150」を1月29日より順次販売開始すると発表した。価格はいずれもオープンで、実売想定価格は32Gバイトのメモリを搭載するHDR-CX170が6万5000前後、120GバイトのHDDを搭載するHDR-XR150が8万円前後。
いずれもシリーズ中ではエントリークラスに相当する製品だが、高感度/低ノイズを実現する裏面照射式CMOSセンサー“Exmor R”を搭載するほか、電子式手ブレ補正機能にオン時でワイド端の補正量を10倍とする「アクティブ」モードを備えており、歩きながらなどの撮影でもブレを大きく抑制することができる。
撮像素子の総画素数は420万画素で、サイズは1/4型。動画撮影時の有効画素数135万画素。画素補完によって310万画素相当の静止画記録が行えるほか、動画撮影中に270万画素相当の静止画を同時記録することもできる。
ハイビジョンの記録形式はAVCHDで、記録モードはFX(24Mbps)/FH(17Mbps)/HQ(9Mbps)/LP(5Mbps)の4種類から選択可能。HQ/LP選択時には1920×1080ピクセルではなく、1440×1080ピクセルとなる。このほかSD解像度(MPEG-2/9Mbps)での記録も可能で、HD/SD解像度の混在記録も行える。
レンズは“カールツァイス バリオ・テッサー”で焦点距離は35ミリ換算37〜1057ミリ(動画撮影、16:9時)。本体液晶は2.7型のタッチパネル“クリアフォト液晶”を搭載する。メモリタイプのHDR-CX170はカラーバリエーションも豊富で、ブラック/ブルー/シルバー/レッドの4色が用意される。
上位モデルと同じくシーン認識自動設定機能「おまかせオート」も搭載されているが、撮影状況認識は「顔」(人物/赤ちゃん)、「シーン」(逆光/風景/スポットライト/夜景/マクロ/低照度)、「屋外」「屋内」となり、組み合わせ数は約60通りとなる。顔検出/スマイルシャッター/任意人物優先の各機能も搭載される。
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