動画でもシーン識別する“ムービーコンデジ決定版”「PowerShot SX210 IS」
動画に強いPowerShot SXシリーズに新製品「PowerShot SX210 IS」が登場。動画撮影時の自動シーン識別機能を搭載することで、さらにきれいな撮影が可能となった。
キヤノンは2月9日、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX210 IS」を3月中旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円前後。
コンパクトなボディにハイビジョン撮影機能を搭載した12倍ズームコンパクト「PowerShot SX200 IS」の後継機種。最大1280×768ピクセルのハイビジョン動画撮影機能は継承し、新たに動画撮影時にもカメラが自動的にシーンを識別して最適な設定を施す「こだわりムービー」機能を搭載した。
この機能をONにして動画を撮影すると、「明るい」「青空含む」「夕景」「暗い」「三脚使用」の各カテゴリーについて合計18通りの識別が行われ、AF/AE/ホワイトバランス/ノイズの各項目について自動制御が行われる。これにより、青空がフレーム内にあると認識されれば青の彩度がより強調される、夕景ではオレンジの彩度を同様に強調するなどの処理が行われる。
静止画についても、カメラが撮影シーンを自動的に判別して、22のシーンモードから最適なシーンモードを選択する「こだわりオート」が利用でき、また、自動的にストロボ発光量/シャッタースピード/絞り/ISO感度を調整することで、自然な顔の明るさを実現するほか、マクロ撮影時の照り返しなどを防げる「ぴったりフラッシュ」も利用できる。
レンズはシャッタースピード約4段分の補正効果を持つ、手ブレ補正機能付き35ミリ換算28〜392ミリの光学14倍ズームレンズ(SX200は12倍ズームレンズ)で、4倍のデジタルズームも兼ね備える。手ブレ補正については、動画撮影時により強力に補正する「ダイナミックモード」を用意することで、歩きながらなどの動画撮影でもブレを抑制することが可能だ。
撮像素子は1/2.3型 有効1410万画素CCDで、背面には3型(約23万画素)の「クリアライブ液晶G」を搭載する。HDMI端子も備えており、撮影した映像を気軽にテレビなどでも楽しめる。サイズは105.8(幅)×59.3(奥行き)×31.9(奥行き)ミリ、約215グラム(バッテリー、メモリーカード含む)。
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