成熟したエントリー向けデジタル一眼――キヤノン「EOS Kiss X4」（4/5 ページ）

画質やスピード、使い勝手など基本性能に優れ、デジタル一眼レフの入門用に最適なカメラ、キヤノン「EOS Kiss」シリーズ。その7作目となる新製品「EOS Kiss X4」を使ってみた。

[鈴木吾郎，ITmedia]

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バッテリーは「LP-E8」を採用。記録メディアはSD／SDHCに加え、SDXCに対応した

　EOS Kiss X4の高精細な画像は、風景写真など細部の表現力を重視する用途では有効だろう。また大きなサイズの印刷では有利になるし、トリミングにも強い。逆にデメリットは、ファイル容量が増えたことでPC上でのハンドリングが悪くなったこと。また前述したように、連続撮影可能枚数が減ったことはRAWユーザーには残念だ。

　機能や操作性については、ライブビュー撮影／動画撮影時のコントラストAFのスピードなど細かい部分に課題はあるが、全体としてはソツなく仕上がっている。これまでのシリーズ同様、ビギナーにお勧めしやすい入門機である。

撮影モード：絞り優先AE、絞り：F8、シャッター速度：1/1000秒、感度：ISO100、WB：太陽光、ピクチャースタイル：風景、レンズ：「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」

撮影モード：絞り優先AE、絞り：F8、シャッター速度：1/250秒、感度：ISO100、WB：太陽光、ピクチャースタイル：スタンダード、レンズ：「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS」

撮影モード：絞り優先AE、絞り：F8、シャッター速度：1/2500秒、感度：ISO100、WB：太陽光、ピクチャースタイル：スタンダード、レンズ：「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS」

撮影モード：マニュアル露出、絞り：F8、シャッター速度：1/500秒、感度：ISO100、WB：太陽光、ピクチャースタイル：スタンダード、レンズ：「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS」

撮影モード：マニュアル露出、絞り：F5.6、シャッター速度：1/400秒、感度：ISO800、WB：太陽光、ピクチャースタイル：スタンダード、レンズ：「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS」