ビクター 瞬間を切り“撮る”ハイブリッドカメラをアピール:CP+2011
デジタルイメージングといえばビデオカメラ“Everio”シリーズの印象が強い日本ビクターだが、HDハイブリッドカメラ「GC-PX1」の発表もあり、CP+の同社ブースはGC-PX1の特徴を体感できる。
デジタルイメージング製品においてはビデオカメラ“Everio”シリーズのイメージが強い日本ビクターだが、HDハイブリッドカメラ「GC-PX1」の発表もあり、CP+での同社ブースはGC-PX1の特徴をアピールする内容となっている。
GC-PX1は新開発された高速処理可能なプロセッサ「ファルコンブリッド」によって、300fpsのハイスピード撮影や最高60コマ/秒といった高速連写機能を備えており、なかでも動画については300fps(640×480ピクセル、60p、音声なし)のハイスピード撮影を2時間まで連続撮影可能だ。
ブースに設けられたステージには、ジャグリングやけん玉といったスピーディーな動きを特徴とするパフォーマーが次々と登場し、GC-PX1の「瞬間を切り“撮る”」能力を実際に体験できるようになっている。
そのブースとはやや離れた場所に参考展示されていたのは「4K2K ハイブリッドカメラ」。動画も時間軸で分解すれば静止画の集合体であるという考えに基づき、センサーから取り出す画素数を拡大させることで動画/静止画の高画素化を進めるというコンセプトを持つ。
一般的な家庭用ビデオカメラのようにAVCHD形式にて撮影するのではなく、3840×2160ピクセルのJPEG画像を秒間60コマ撮影する仕様となっており、将来的にはそのJPEGを本体内で連続再生させることで、高画素な動画/静止画の撮影可能なハイブリッドカメラとする構想だという。
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