5倍ズームの世界最薄ボディ フルHD動画もOK「DSC-TX55」
ソニーが薄型サイバーショット「Tシリーズ」の新製品「DSC-TX55」を発売する。5倍ズームの世界最薄ボディにはフルHD動画撮影機能や1620万画素センサー、超解像ズーム、高速AFなどさまざまな要素を盛り込んだ。
ソニーは7月25日、コンパクトデジタルカメラ“サイバーショット”の新製品「DSC-TX55」を9月9日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万8000円前後。
薄型スライドボディ「Tシリーズ」の新製品で、手ブレ補正機構付き光学5倍ズームレンズ(35ミリ換算26〜130ミリ)を搭載しながら厚さは13.2ミリ(最薄部 12.2ミリ)に押さえており、これは「光学式手ブレ補正付きの5倍ズームモデルとしては世界最薄」(同社)となる。
手ブレ補正については動画撮影時、光学式/電子式を組み合わせた「アクティブ」モードが機能し、歩きながらの動画撮影時にもブレを効果的に抑制するほか、ワイド端でも効果を発揮する。動画撮影はAVCHD 1920×1080ピクセルのフルハイビジョン(1080i)撮影に対応する。撮像素子は有効1620万画素の1/2.3型“Exmor R”CMOSセンサーで、最短約0.1秒で合焦する高速AFも備える。NEX-C3などで採用されたデジタルフィルター「ピクチャーエフェクト」も7種類搭載した。
また、超解像技術によって、光学5倍ズームレンズながら10倍相当の静止画望遠撮影も行える。この超解像技術は、全画素に対して周辺画素からパターン分類を行ったのちに数百パターンを収めたデータベースを元に画像補完を行う「全画素超解像方式」が採用されており、劣化を抑えたズーム撮影を可能としている。
背面にはタッチパネル式の3.3型ワイド有機ELディスプレイを搭載しており、記録メディアにはmicroSD/SDHCメモリーカードおよび、メモリースティックマイクロ/マイクロMark2を使用する。サイズは92.9(幅)×54.4(高さ)×13.2(奥行き)ミリ、約109グラム(メモリースティックマイクロ、バッテリー含む)。
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