第143回 ビアガーデンと撮り方の関係:今日から始めるデジカメ撮影術(3/3 ページ)
まだ蒸し暑い夜もあってビールがおいしい。ビアガーデンで飲むとこれまたウマいのだが、夜のビアガーデンは暗くて写真が撮りにくい。そこでどうしましょうかという話。
超広角レンズとテーブル三脚があればもっと遊べる
単焦点の明るいレンズがあれば暗い場所でもきれいに撮れるとか、ISO感度を上げてノイズが気になるときはモノクロモードにするとノイズのざらつきを楽しみつつ、昭和なテイストのある写真になるとか、そんなのも楽しいわけだが、何人かで集まったらやっぱ全員をまとめて撮りたいと思ったりするわけで、そんなときのためにひとつ超広角レンズがあると楽しい。
今回持って行ったのは、オリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6」という超広角ズームで、マイクロフォーサーズ規格準拠のカメラに取り付けた際には、ワイド端で35ミリ換算18ミリ相当になる。
超広角レンズで乾杯する。
ちょっと趣向を変えて、下から。
顔は写らなくなるけど、見上げる乾杯というのも悪くない。
もうひとつ小道具登場。
それは超ミニ三脚。大勢でわいわいやるときって三脚がひとつあるとなかなか楽しいのだが、かといって大きなのを持ってこられてもひいちゃうし、邪魔だし。このくらいなら折り畳んでバッグのポケットにいれておけばまったくもって邪魔にならないし、お値段も手頃。
軽いのでつけたままにしといてもいいし、常に足を立ててこうしておいておけば、誰かが酔っ払ってビールをこぼしてもカメラまで浸水しないし、何かと重宝する。
で、こうして、ディスプレイを横に開いて自分たちが見えるようにしてセルフタイマーをかければ、何の手間もなく遊べる。セルフタイマーは2秒でOK。手を伸ばしてシャッターを押してすぐ撮れる。10秒だと酔っ払いには長すぎる。リモコンがあればいいけど、まあ、そこまですることもあるまい。
ピントは……カメラの顔検出AFさんおまかせで。明るいレンズだとピントが合わない人もでてくるけどそれはそれということで。
個人的にはモノクロの方が面白いと思う。
そうそう、微妙な光源の関係で露出がころころと変わるし、アンダーになりやすいので、マニュアル露出にしちゃうのがよいかと思う。これで撮影も一段落したかなとカメラを放置しておいたら、知らない間に面白いものが撮れてた。
なんか、こうしてカメラをテーブルに放置して勝手に遊んでもらうのが一番楽しいかもしれない。夏っぽいし。
撮影協力:ビヤステーション 恵比寿http://www.newtokyo.co.jp/tempo/beer_station/yebisu/
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