アドビ、写真用クラウドサービス「Adobe Carousel」を開始
アドビが写真用クラウドサービス「Adobe Carousel」を開始する。容量無制限のクラウド上にiPhoneなどからアクセスして、写真を保管/編集/共有できる。Android/Windows用クライアントも提供する。
米アドビシステムズは9月7日(現地)、写真用クラウドサービス「Adobe Carousel」を発表した。
9月中にiOSおよびMac OX用クライアントソフトがiTunes App StoreとMac App Storeより提供される予定で、これらを用いることで、年間99.99ドル/月間9.99ドルにてサービスを利用できる。来年1月31日までは年間59.9ドル/月間5.99ドルにて提供され、期間内に利用を開始すると2年間はこの価格で利用できる。Android/Windows OS用クライアントソフトも提供される予定だ。
本サービスでは用意されるクライアントソフトを通じて写真をオンラインのストレージへ保管し、閲覧/編集/共有できる。ストレージ容量に上限はなく、iPhoneやiPad、Macなどクライアントソフトの動作するすべての端末から、マルチアクセスが可能だ。
クライアントソフトの操作についてはマルチタッチに対応しており、編集についてはLightroomで使用されている処理技術にて露出、シャドウ、ハイライト、ホワイトバランス、彩度、明瞭度、コントラストなどを自由に調整できる。また、プリセットパラメータの「ルック」も用意されており、こちらを適用することで素早く写真の見た目を変更することもできる。
アップロードされた写真については他ユーザーを招待して写真ライブラリの共有や写真の編集を行うことができ、FacebookやTwitter、Tumblrとの連係機能によって、これらへCarouselのライブラリから写真を送ることもできる。
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