乾電池も使える12倍ズーム機 ブレ補正も強化「PowerShot SX150 IS」
高倍率ズームレンズを搭載した「PowerShot SX」シリーズに実売2万円前後のエントリー機、「PowerShot SX150 IS」が登場。28ミリからの光学12倍ズームレンズを搭載し、乾電池も使える汎用性を備える。
キヤノンは9月16日、「PowerShot SX」シリーズの新製品として光学12倍ズームレンズを搭載した「PowerShot SX150 IS」を9月23日より販売開始すると発表した。価格はオープンで実売想定価格は2万円前後。
既存モデル「PowerShot SX130 IS」の後継製品で、35ミリ換算28〜336ミリ相当の光学12倍ズームレンズはそのままに撮像素子の高画素化を進めた1/2.3型 有効1410万画素CCDを搭載、また、手ブレ補正も強化しながら低価格に抑えた。
強化された手ブレ補正「マルチシーンIS」は、「静止画」「流し撮り」「ダイナミック」「ハイブリッド」「パワード」「三脚」と6つのブレ補正をカメラが判断して自動的に切り替える。静止画撮影時には「静止画」「ハイブリッド」「流し撮り」、動画撮影時には「ダイナミック」「ハイブリッド」「パワード」「三脚」の各モードから最適な手ブレ補正が自動的に選択される。
シーン認識機能「こだわりオート」は、「背景が暗いか」「青空を含むか」「被写体は人物か」などさまざまな状況をカメラが判断し、32の撮影シーンからカメラが自動的に最適なものを選択してくれる。動画撮影時にも同様のシーン識別/自動設定機能「こだわりムービー」が機能するため、カメラ任せで快適な撮影が可能だ。絞り優先やシャッタースピード優先、マニュアルなどの撮影モードも用意されており、ステップアップを志すようにも適している。
本体サイズは113.3(幅)×73.2(高さ)×45.8(奥行き)ミリ、約306グラム(バッテリー、メモリーカード含む)。電源には単三形アルカリ乾電池(ニッケル水素電池対応)2本を使用する。
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