「カメラ本来の楽しさ」をアピール キヤノン新製品発表会
キヤノンは、デジタル一眼レフ「EOS Kiss」ならびにコンパクトデジカメ「IXY」「PowerShot」の新製品を発表した。IXYについては新たなキャラクターとして女優の吉高由里子さんを起用する。
キヤノンは2月7日、デジタル一眼レフ「EOS Kiss」シリーズならびにコンパクトデジタルカメラ「IXY」「PowerShot」シリーズの新製品を発表した。IXYについては新たなコミュニケーションパートナーとして女優の吉高由里子さんを起用する。
・「知性」を備えた新エントリー機 キヤノン「EOS Kiss X5」
・単焦点レンズキットも用意、2色展開のエントリーEOS 「EOS Kiss X50」
・広角24ミリ、暗闇でもきれいなタッチパネル搭載IXY キヤノン「IXY 31S」
・こだわりオートやHS SYSTEM、充実のカジュアルモデル「IXY 210F」
・GPSとムービーダイジェストで旅行が楽しくなる「PowerShot SX230 HS」
・広角28ミリ&5倍ズームのPowerShot Aスタンダード「PowerShot A3200 IS」
・広角28ミリ&4倍ズームのスリムモデル「PowerShot A2200」
・単三形乾電池対応、光学ファインダーも搭載 キヤノン「PowerShot A1200」
・リモートレリーズ、スレーブ機能を追加、お手軽ストロボ「スピードライト270EXII」
・LEDライト搭載、動画撮影にも適した小型ストロボ「スピードライト320EX」
・キヤノン、軽量化した大口径超望遠レンズ「EF500mm F4L IS II USM」「EF600mm F4L IS II USM」
デジタルカメラの国内市場規模は2009年にこそリーマンショックの影響で前年比減の975万万台となったものの回復傾向にあり、同社では2010年には1057万台、2011年には1065万台へと増加すると予想する。
ただ、携帯電話/スマートフォンのカメラ機能の向上、ミラーレスカメラのヒットといった、既存のカメラの枠に入らない製品群も大きな伸びを見せており、使い方にも変化が表れているとキヤノンマーケティングジャパン 代表取締役社長の川崎正己氏は指摘する。しかし、同社としてはこの状況だからこそ、カメラのそのもの魅力を追求し、カメラファンを増やすことによって「カメラ本来の楽しさを伝えていく」(川崎氏)による、成長を目指していくという
※初出時、川崎氏のお名前に誤記がありましたので、該当カ所を訂正させていただきました。関係各社ならびに読者の皆様には深くおわび申し上げます 2011年2月8日 19時20分追記
今春はエントリー向けデジタル一眼レフカメラの定番「EOS Kiss X」に、シーン解析機能「インテリジェントオート」やバリアングル液晶など既存のEOS Kiss X4より高機能化した「EOS Kiss X5」のほか、若年層や女性層といったコンパクトデジタルカメラからのステップアップ層を明確なターゲットとした「EOS Kiss X50」が追加された。
EOS Kiss X50はレンズキットで6万円前後(実売想定価格)と価格を抑え、女性に人気の高いスナップ需要に応える「こだわりスナップキット」を用意するほかボディカラーの多色展開などで、若年/女性層の「ファースト一眼」としてのポジションを狙う。ただ、低価格や手軽さだけをアピールするのではなく、一眼レフのメリットであるシャッターチャンスへの強さとレンズバリエーションを強く訴求していくことで、川崎氏のいう「カメラ本来の楽しさ」を伝えていく考えだ。
コンパクトデジタルカメラ「IXY」については、「明るさ」「親しみやすさ」「華やかさ」「幅広い層への共感」をコンセプトに、新たにコミュニケーションパートナーとして女優の吉高由里子さんを起用する。吉高さんはIXY 31Sについて「つるんとしていて上品な感じ」とその印象を話し、「日本には四季があるので、日本の四季を撮りたいです」と撮影に意欲を燃やしていた。
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