ソニー、写真と動画のクラウドサービス「PlayMemories Online」開始
ソニーが写真と動画のクラウドサービス「PlayMemories Online」を開始する。アップロードされたデータをPCやスマホ、テレビなど閲覧デバイスに最適化した形に変換して表示する。
ソニーは4月20日、写真と動画のクラウドサービス「PlayMemories Online」を4月25日より開始すると発表した。利用料金は無料。
PlayMemories Onlineはパソコン用ソフト「Play memories Home」、PlayStation 3用ソフト「Play memories Studio」、モバイル機器用ソフト「Play memories Mobile」とともに同社「Play memories」構想の一翼を担うサービス。
クライアント容量として5Gバイトが提供され、アップロードされたデータをパソコンやAndroid/iOSのモバイル機器、薄型テレビ「BRAVIA」(近日中に利用可能)、同社製デジタルフォトフレーム(WiFi搭載機に限る 近日アップデートによって利用可能に)などさまざまなデバイスで楽しめる。一部を除いて利用にはSony Entertainment Network(SEN)のIDが必要となる。
アップロードについては、Android/iOS用アプリ「PlayMemories Online」もしくはパソコン用ソフト「PlayMemories Home」のほか各種機器のWebブラウザから可能。アップロード可能なファイル形式は静止画がJPG/PNG/BMP/TIF/GIF、動画がWMV/MP4/MTS/M2TS/MOV/AVI/MPG/M4V。アップロードされている画像/動画についてはオリジナルファイのダウンロードも可能だ。
閲覧については、サーバ側で出力(表示)機器に合わせた画像/動画のフォーマットおよび解像度などの調整が行われるため、さまざまな機器から快適に写真や動画を楽しめる。単純に閲覧するほか、アルバム単位での共有機能や写真を複数枚組み合わせてのポストカード作成/送信機能も用意されている。
なお、アルバム共有は相手のメールアドレスのみで行えるが、ユニークなURLを生成する仕組みにはなっておらず、Twitterなどでアルバムを不特定多数と共有することはできない。
同日にはパソコン用ソフト「Play memories Home」のアップデータ(Ver1.3)も配布が開始された。アップデータを適用することで、Play memories Homeの画面からPlayMemories Onlineへの画像投稿などが行えるほか、接続されたデジタルカメラの静止画をパソコン側へ取り込むことなく印刷を行える。
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