開放F値 2-4レンズ搭載、シリーズ最上位「COOLPIX P7700」
ニコンがCOOLPIXシリーズ最上位となる「COOLPIX P7700」を発売する。撮像素子を強化したほか、レンズは光学7.1倍 開放F値2-4と非常に明るくなった。
ニコンは8月22日、シリーズフラグシップとなるコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX P7700」を9月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は6万円前後。
昨年9月に発表された「COOLPIX P7100」の後継となるシリーズ最上位モデル。撮像素子は1/1.7型 有効1010万画素CCDから1/1.7型 有効1219万画素 裏面照射型CMOSセンサーに変更され約8コマ/秒の連写が可能となったほか、レンズも焦点距離は変わらずながら(35ミリ換算 28〜200ミリ相当/約7.1倍)、開放F値がF2.8-5.6からF2-4までと全域に渡って明るくなった。
レンズはもちろんNIKKORレンズで、レンズ構成はEDレンズ2枚を含む10群13枚。手ブレ補正はレンズシフト式でシャッタースピード約4段分の効果を持っており、静止画のみあらず動画撮影時も有効となる。動画は最大1920×1080ピクセルのフルHD対応で、動画撮影モードとしてシャッタースピードや絞り、ISO感度などを自由に設定できるカスタムモードが用意されている。
マグネシウム合金製ボディには3型/約92万画素のバリアングル液晶を備えるほか、内蔵ストロボにコマンダー機能を有しており、対応する外部ストロボを用意すれば多灯発光を利用した撮影も行える。各種アクセサリも充実しており、GPSユニット「GP-1」やリモートコード「MC-DC2」、ねじ込みフィルター「40.5NC」などを組み合わせてのシステム拡張も行える。本体サイズは約118(幅)×72.5(高さ)×50.4(奥行き)ミリ、約392グラム(バッテリー、メモリカード含む)。最大撮影枚数は約330コマ(CIPA規格)。
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