オリンパス、「STYLUS 1」を1s相当にする新ファームウェアを公開予定
オリンパスイメージングが、1月15日に「STYLUS 1」向けの新ファームウェア、Ver.2.0を配信することを明らかにした。このファームウェアにアップグレードすると、「STYLUS 1s」相当に機能がアップする。
オリンパスイメージングが12月16日、光学10.7倍ズームレンズを備えるコンパクトデジカメ「STYLUS 1」向けに、後継モデルの「STYLUS 1s」と同当の機能が利用可能になるファームウェア Ver.2.0を提供することを明らかにした。2015年1月15日11時から、インターネットに接続したWindows PCかMacで「デジタルカメラアップデーター」を利用すると、新ファームウェアがダウンロード可能になる。
STYLUS 1は、全域F2.8で、35ミリ換算で28〜300ミリ相当の画角をカバーする10.7倍ズームレンズを備えた高機能なコンパクトデジカメ。1/1.7型裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、高精細な液晶モニターや電子ビューファインダーを装備し、金属削り出しのダイヤル類を採用するなど、デジタル一眼のような見た目が人気を博した。発売は2013年11月と約1年前で、2014年11月に機能を強化した後継モデルのSTYLUS 1sが発売になっている。
STYLUS 1とSTYLUS 1sは、もともとハードウェアはほぼ同等といわれていたが、今回のファームウェアアップグレードにより、1年前に購入した機種も最新モデルと同等の機能が利用できるようになる点は注目に値する。
STYLUS 1にファームウェアVer.2.0を導入すると追加される機能は以下の通り。
- AFターゲット選択に、スモールAFターゲット[・]s を追加(※従来の約4分の1のターゲットの大きさで、細かい部分にピント合わせが可能になる)
- 焦点距離表示に、[倍率][焦点距離][35mm 換算]を選択可能にした
- ステップズーム機能を追加(※ズーム操作時に35ミリ換算で28mm/35mm/50mm/70mm/85mm/100mm/135mm/200mm/300mmの9段階でズーミングできる)
- MFアシストに、[ピーキング]機能を追加(※画面内の輪郭のはっきりした部分が白または黒で強調表示される)
- インターバル撮影(コマ数:最大999、撮影間隔:1秒から24時間)とタイムラプス動画を追加
- ワイドコンバージョンレンズ「WCON-08X」に対応(※WCON-08X使用時に設定が必要)
なお、ファームウェアをVer.2.0にアップデートすると、カメラの設定はリセットされる。
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