ニコン、秒間20コマ連写に対応した快速ミラーレス「Nikon 1 J5」を発表
AF追従しながらの秒間20コマ連写という性能を持つ、ニコンの高性能ミラーレス一眼がモデルチェンジ。新型センサーや新型画像処理エンジンを搭載して「Nikon 1 J5」として登場した。
ニコンイメージングジャパンが4月2日、レンズ交換式アドバンストカメラ「Nikon 1 J5」を発表した。ボディカラーはシルバーとブラックの2色で、4月下旬に発売する。
価格はオープンプライスだが、Nikon1 J5のボディ単体の実売予想価格は5万5000円前後(税込)、1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOMが付いた「Nikon 1 J5 標準パワーズームレンズキット」は6万円前後(税込)、1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOMと1 NIKKOR 18.5mm f/1.8が付属する「Nikon 1 J5 ダブルレンズキット」は7万3000円前後(税込)、1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOMと1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6がセットになった「Nikon 1 J5 ダブルズームレンズキット」が8万円前後(税込)
Nikon 1 J5は、1インチサイズの裏面照射型CMOSセンサー「CXフォーマット」(35ミリ判換算の焦点距離は2.7倍)に対応した小型のミラーレス一眼。小型軽量ボディに、メカニカルダイヤルや金属ボディなど、Nikon 1 V3を超える性能を盛り込んだ意欲的なモデルだ。有効画素数は2081万画素、画像処理エンジンは新型の「EXPEED 5A」に強化され、ISO160〜12800での撮影に対応。Nikon 1シリーズの魅力の1つである、AF追従で約20コマ/秒という、世界最速の高速連続撮影も継承している。
背面の液晶モニターは自撮りにも対応したチルト式で、タッチパネルになっているためタッチでのシャッターやAFポイントの指定なども可能。Nikon 1 Jシリーズでは初となるコマンドダイヤルも備えた。使用頻度が高い機能を割り当てられる「Fnボタン」や、握りやすいグリップも新たに用意された。
ニコンのデジタルカメラとしては初めて、4K動画(3840×2160ピクセル/15fps)の撮影にも対応。Wi-FiとNFCを搭載し、スマートフォンなどとの連携も容易に行える。
外形寸法は約98.3(幅)×59.7(高さ)×31.5(奥行き)ミリ、重さは約265グラム(バッテリーおよびmicroSDメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)。
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